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勁健
「勁健〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勁健の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
物がよく、濃絵《だみえ》がよく、淡彩がよく、点がよく、劃がよい――ことにその線の
勁健《けいけん》にして、和順なる味といったら、本当の精進料理を噛《か》みしめる味....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
は、よい気持になられての即興であろうが、不思議にも軽浮に艶めいたものがなく、寧ろ
勁健とも謂うべき歌調である。これは日本語そのものがこういう高級なものであったと解....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
欲す。 積極的美 美に積極的と消極的とあり。積極的美とはその意匠の壮大、雄渾、
勁健《けいけん》、艶麗、活溌《かっぱつ》、奇警なるものをいい、消極的美とはその意....