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勅勘
「勅勘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勅勘の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
臨《のぞ》んで弓弦が切れたのは平生《ひごろ》の不用意も思いやらるるとあって、彼は
勅勘《ちょっかん》の身となった。彼は御忠節を忘れるような人間ではなかった。武士の....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
、実隆は初孫の顔を見る機会を得なかった。ところが明応七年十二月の十七日に、尚経の
勅勘ゆるされて出仕することになったので、実隆も大手を振って九条家を尋ね得ることと....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ば自分の罪なのです。私のように官位を剥奪《はくだつ》されるほどのことでなくても、
勅勘《ちょっかん》の者は普通人と同じように生活していることはよろしくないとされる....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
れた文意は、鄭重というよりは、むしろ至極、低姿勢なものだった。 臣 尊氏 さきに
勅勘を蒙り 身を法体に替へて 死を罪なきに賜は らんと存ぜし処に 義貞 義助ら ....