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勇み足
「勇み足〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勇み足の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
行くムク犬のあとを監視するように跟《つ》いて行きました。これはどっちも前のように
勇み足ではありません。 「ムクやい、手前、道を間違えやしねえか、これ見ねえ、ここ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
八郎ときちゃあ、日本一の弓の名人なんだから」 この連中は、額面の前で、しきりに
勇み足を踏んで立去りましたが、その後で、例の十徳の老人は笑いながら兵馬を顧みて、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
がね》、陣太鼓の音も聞えるではありませんか」 「さあ、お前、あれにつれ、あんまり
勇み足になってはいけませんよ、勇士はいかに心の逸《はや》る時でも、足許を忘れるも....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ですから、米友もつい、そのリズムに捲き込まれて、いい気になってしまい、歩調までが
勇み足になった上に、 トコトンヤレ トンヤレナ と伴奏しはじめたかと見ると、....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
に相手を寄り倒しても、足の指先が土俵からチョイと出たために負けたりする。これを「
勇み足」という。可愛い名だ。何々山
勇み足で負け、という。名で慰めているようなとこ....