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勉学
「勉学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勉学の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命論者」より 著者:国木田独歩
って安心した様子、僕も養父母の高恩を思うにつけて、心を傾けて敬愛するようになり、
勉学をも励むようになりました。 そして一日も早く独立の生活を営み得るようになり....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
れたのだった。 彼女は結婚後夫の品行が必ずしも正しくないと云う事は直ぐ悟った。
勉学の都合から暫く別居していた時や、又彼女が郷里に帰っていた時などに、一、二の女....
「観画談」より 著者:幸田露伴
途の平坦|光明が望見せらるるようになった気の弛みのためか、あるいは少し度の過ぎた
勉学のためか何か知らぬが気の毒にも不明の病気に襲われた。その頃は世間に神経衰弱と....
「運命」より 著者:幸田露伴
正々堂々の大道に合せんことを欲し、絶えて欹側詭※の言を為さず、放逸曠達の態無し。
勉学の詩二十四章の如きは、蓋し壮時の作と雖も、其の本色なり。談詩五首の一に曰く、....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
を折半して、病院の方は美代子にやらせる。長男は何職業を選ぶのも本人次第、気まゝに
勉学させて、成人後、財産を分けて独立させる、という大浦博士の思惑なのである。 ....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
食等、すべて上品な趣味のものを選ぶこと。 七、常識を養い、教養を深めるため、修養
勉学の機会をつくること。 八、主人および一族中いわゆる重役的存在として店務に参加....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
甚しくなかった十数年前には、学僕と称して、庭掃きや使い歩きくらいで生活したほか、
勉学の費用まで与えられ、それで成功したものもまれにはあったが、今日の世の中はその....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
潟の学校を去り在所にかえりて伯父に出京の事を語りしに、伯父は眉を顰め、「東京にて
勉学の事は我も汝に望むところなり、しかしまだ早し、卑近なり」とて「字を知り語を覚....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
そんな他愛もない復讐はいさぎよしとしないのだ。お前は平安の都に残って、孜々として
勉学にはげみ、立派な学者となる。私は東国の任地に赴き、武を練り、人格を磨いて、立....
「純情狸」より 著者:佐藤垢石
この下宿は甚だ居心地よく庭に花圃菜園などあって、屋敷が広い。 昼は、塾に通って
勉学し、朝夕は花圃を散歩しながら書を読み、夜は二階の室にあって瞑想に耽った。 ....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
日丈進み行くやう心掛くるときは、心も穏になり申者に候。小生なども其|積にて、日々
勉学いたし候事に候。物書くこともあながち多く書くがよろしきには無之、読む方を廃せ....
「新たに法学部に入学された諸君へ」より 著者:末弘厳太郎
ではこれと違って、この四月新たに諸大学の法学部に入学された諸君を特に相手として、
勉学上注意されたらいいと思うことを一、二述べてみたいと思う。その種の注意は、諸大....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
もんだな。――悪たれだったけ。」 健の前に坐っている小作だった。――「余ッ程、
勉学したんだべ。」 七之助が「
勉学」という言葉で、思わず、プウッ! とふき出し....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
のであるが、今はとても通行券を得ることは出来ないからそういう望みは止しにしてただ
勉学だけして日本に帰る方が得策です」といって親切に勧められた。「私はとにかくチベ....