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「動力学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

動力学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
て自殺的な偏見である。近代物理学に新紀元を画した相対的原理にしても、素量力学や波動力学にしても、直観なしの推理や解析だけで組み立てられると考える事がどうしてでき....
量的と質的と統計的と」より 著者:寺田寅彦
出発点は質的な「思いつき」である。近代の相対性理論にしても、量子力学にしても、波動力学にしても基礎に横たわるものはほとんど哲学的、あるいは質的なる物理的考察であ....
科学と文学」より 著者:寺田寅彦
国語」の読める人にとっては、アインシュタインの相対性原理の論文でも、ブロイーの波動力学の論文でも、それを読んで一種無上の美しさを感じる人があるのをとがめるわけに....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
ているのではないかとも思われる。たとえば近代物理学の領域を風靡《ふうび》した「波動力学」のごときもその最初の骨組みはフランスの一貴族学者ド・ブローリーがすっかり....
金属人間」より 著者:海野十三
るわけでもなかった。お釜は、ひとりでからだをゆすぶっているのだった。 それは運動力学の法則に反しているように思われた。他からの力がくわえられないで、金属製の釜....
科学論」より 著者:戸坂潤
定形態の解析的操作だけを選定する必要を生む(例えば量子力学によるマトリックス、波動力学による波動方程式など)。所謂精密科学にはぞくさない生物学に於ても、Biom....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
。ここには何かがあるのである。 * この年ド・ブロイ de Broglie の波動力学が建設された。 夫はこうだ。物理学の急激な変化や進歩と云うのは、外でもな....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
間の内に於て特殊な結節点をなす。L・ド・ブロイやE・シュレーディンガーの最近の波動力学(Wellenmechanik)も、一般の波動が高次の波動にまで結節したも....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
連関を再現するように行なわれなければならぬ、という点が大切なのだ。新量子力学や波動力学では、波動とか粒子とかいう範疇を極めて空想的に使用しているが、それにも拘ら....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
がなされた。そして一九二四、五年頃からド・ブロイやシュレーディンガーによって、波動力学や、電子の活動性の提唱がなされ、また、ハイゼンベルクなどによって、量子力学....
スパーク」より 著者:寺田寅彦
たと云われるならば、ブローリーやシュレディンガーは世界中の物理学者の頭の中から波動力学を掘り出したということも出来るであろう。「言葉」は始めから在る。それを掘り....
猫の穴掘り」より 著者:寺田寅彦
相対性原理を掘りだし、ブローイーは塵に埋もれたハミルトンにはたきと磨きをかけて波動力学を作りあげた。 時々西洋へ出かけて目新しい機械や材料を仕入れて来ては田舎....
スポーツの美的要素」より 著者:中井正一
、真のスポーツの筋肉操作上の快感がそのもう一つ奥の扉を開く時である。それはむしろ動力学的ともいわるべきであろう。なぜならそこで選手達は動坐標的に内なる敵、「疲労....
「見ること」の意味」より 著者:中井正一
見ることを静力学的に単なる映る世界として取り扱う立場と、それと反対に、見ることを動力学的に、一瞬一瞬移りゆくその移行を切断によって常につないでいくというふうに取....
ねじくり博士」より 著者:幸田露伴
ヶ条の原則を出したが、まだ中々こんな事ではつまらない。もッと不思議な事があるよ、動力学と静力学を君が知ていると、もッと早く分らせることが出来るがネ。早くいッて見....