» 動勢

「動勢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

動勢の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
政党を支持して平然としていることによつて最も端的に表明せられている。国民大衆が反動勢力に投票するということは、露骨にいえば自分たちの敵に投票することであつて、い....
妖怪学」より 著者:井上円了
とく同時に静止することあたわざるべし。もし、その中の一人、一寸手を動かせば、その動勢をコックリに伝え二寸動揺を示すべきは、装置の事情すでにしかるなり。これに他の....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
あたわざるは必然なり。ゆえに、もしそのうちの一人、一寸手を動かせば、ただちにその動勢をコックリに伝え、二寸の動揺を示すべきは、装置の事情すでにしかるなり。これに....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
この日ラジオが停電で黙ってしまい、東部軍管区情報が途中で伝わらなくなり、敵機隊の動勢は耳で爆音等をさぐる外なくなり、ちょっと心細い想いがした。ダムでもやられたか....
少年探偵長」より 著者:海野十三
う。わしはもちろん、最後まであいつと闘う決心じゃが、警部さん、その後、あいつらの動勢について、何か情報が入りましたか」 「はあ、若干の情報は入っています。しかし....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
。慧能の後、ほどなく馬祖大師(七八八滅)これを継いで禅を中国人の生活における一活動勢力に作りあげた。馬祖の弟子百丈(七一九―八一四)は禅宗|叢林を開創し、禅林清....
決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
入口が設けられており、ためにここから見ることはできない。随行の放善坊は、海津城の動勢よりも松代大本営の設計に多大の興味を覚えた如くであったが、余もまた若干その傾....
三十歳」より 著者:坂口安吾
の女のことも知りぬいていた。 私はいったい、なぜだろうかと疑った。あの人に私の動勢を伝える人の心当りがないのである。この不思議は十二年間私の頭にからみついて放....
死と影」より 著者:坂口安吾
も正式に別れて、田舎の実家へ戻っていたが、友人や新聞雑誌社へ手を廻して、常に私の動勢を嗅ぎ分けていたのであった。 女は実家から金を持ちだして、私の下宿から遠か....
正午の殺人」より 著者:坂口安吾
件の前日午後二時だから、すくなくとも、その時刻までさかのぼって、それ以後の各人の動勢をメンミツに調査しなければならないのさ」 「ずいぶんヒマな探偵だな」 「書生....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
食、無銭遊興を重ねて、二本松から、仙台、とうとう塩竈まで逃げ落ちた。道々の諸侯の動勢は予期に反して必ずしも幕府方ではない。豪傑ぶって落武者をひけらかしていると、....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
九。ムカデの茶器の現在の在り場所。 十。ムカデの茶器がうけだされた晩の由也の動勢。 新十郎は以上十をあげて、 「これだけは当然あなた方が追求すべくして忘れ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
クラには、目をさましている目アキの心は分らないが、もまれてグッスリ寝こんだ人間の動勢は手にとるように心得があるという、大きに有りそうなことだ。石頭のアンマなんぞ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
なくなったなんて心当りが皆目ないのはオレ同様だ。オレのウチでは自分のほかの人間の動勢や運命を考えないのが常態だな」 「すると、どなたが失踪の日を覚えていたのです....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
。 楠は自分の身分を天心堂に語ったのと同じウソでお直に自己紹介。勘当中の加十の動勢をその実家へ問い合せに行くわけにいかないからと言い訳をのべると、苦労にやつれ....