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動地
「動地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
動地の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
札までも、すでにあばたの敬四郎に占取されていることがわかったものでしたから、回天
動地の大事件ならば格別、たったひとりの破牢罪人ぐらいのめしとりで、そう何人もの出....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
線機の用意はすっかり出来ているよ。さあ、今こそ君は光栄ある報道者として、この驚天
動地の怪事件の第一報を、最も十分なる表現をもって全世界に放送するのだ。ハリ、原稿....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
そこで我々は、スウェデンボルクがニュートンを賛美しながら、なにゆえに彼の驚天
動地の発見を自分の体系中に取り入れなかったかを疑わなければならない。これに対する....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
達が急速に行かないことは常識で考えられるが、それが空中に飛躍するときは、真に驚天
動地の大変化を生ずるであろう。空中への飛躍は人類数千年のあこがれであった。釈尊が....
「地球盗難」より 著者:海野十三
えたいと思う。しかし結局、大隅先生の今後の行動を注目していれば、武夫が語った驚天
動地の大秘密もだんだんに分ってくることであろう。尤も武夫も大隅理学士も、その大事....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ままに残された個所が、まだ四、五か所はある。それらの土地は、なにか踏みいれば驚天
動地的なものがあるだろうと、聴くだに探奇心をそそりたてる神秘境なのである。 そ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
らないテッド博士は、そんなことをいって、きげんがよかった。その日こそ、じつは驚天
動地の一大事件が救援艇隊のうえに襲いかかろうとしているのに、まだ誰もその運命に気....
「金属人間」より 著者:海野十三
ので、もしかれが生きていたなら、こんどはじめる仕事は、われわれの想像をこえた驚天
動地《きょうてんどうち》の大事件であろうと思う。 ただに日本国内だけの出来事に....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
いるのかと思ったが、次の瞬間、彼の脳髄の中に電光の如きものが一閃して、途端に驚天
動地的真相を悟った。そこで彼は、きゃっと一声、悲鳴をそこに残すと、気が変になった....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
らによってコペルニクス的だと特徴づけられたその権利は、わずかにカントが自分の回天
動地の偉業をコペルニクスの方向反対な回天
動地の偉業になぞらえて自負したという、つ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
つとめていた。クリストフはそれにいらだちもし得意でもあった。そのころ彼らは、驚天
動地の計画をたてていた。その後ディーネルは、商業教育を受けるために旅行をした。そ....
「ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格」より 著者:坂口安吾
ニッポンがその当時に於てヨーロッパの影響をはげしく受けまして、殊に精神的には驚天
動地というような感動を受けた面がありましたのも、たゞ今申すとおりに、ヨーロッパで....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
もらった感謝の情であった。 セシルがフランスに向けて乗船したばかりのとき、驚天
動地の一ニュウスが、ロンドンに到着した。五千の軍隊と三十八隻の快速艇になるスペイ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
しな入りしなにはぴりぴり感じます。そのように、もし「信」の力に触れたものは、驚天
動地の働きを演じます。紫外線、X光線、随分強い電気があります。「信」の力の電気は....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
の荒海である。その海豹島の波うちぎわ。 「花嫁が来た。」 一斉の咆哮、 驚天
動地の大歓喜、世界の情慾。 それと見た幾千の膃肭獣の成牡(ブル)はその波うちぎ....