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「動物質〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

動物質の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
所附近にもある。北海道にもある、支那にもあるから太平広記に出ている。これは元来が動物質だから食えるものである。で、飯綱は仮名ちがいの擬字で、これがあるからの飯沙....
ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
ました。 全体、私たちビジテリアンというのは、ご存知の方も多いでしょうが、実は動物質のものを食べないという考《かんがえ》のものの団結でありまして、日本では菜食....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、科学者は研究をはじめましたが、今以て、その原料が何物であるかわからんそうです、動物質か、植物質かさえもわからないのだというのですから――つまり、千年の昔に悠々....
マーカス・ショーとレビュー式教育」より 著者:寺田寅彦
弁当というものがある。折詰の飯に添えた副食物が、色々ごたごたと色取りを取り合せ、動物質植物質、脂肪蛋白|澱粉、甘酸辛鹹、という風にプログラム的に編成されているが....
水垢を凝視す」より 著者:佐藤垢石
を備えているのみで、食味としては劣等品である。 二寸、三寸の小さい頃は主として動物質の餌を食べているが、溯上の途中に立派な水垢を発見すれば、それに食い馴染む。....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
のである。人家の庭園へ来るのはそんなものが少なくなって、殊に繁殖の栄養のために、動物質の食餌をここで探すので、僅かな穀粒などは当てにしてはいないのだ。これが飼鳥....
由布院行」より 著者:中谷宇吉郎
やると、大騒ぎをして喰《た》べた。鱗《うろこ》まで呑《の》み込んでしまった。鶏が動物質のものをあんなに喜んで喰べるのは初めて見たので、ちょっと意外な気がした。そ....