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「動議〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

動議の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
牛肉と馬鈴薯」より 著者:国木田独歩
りも辛棒していたろうか、或《ある》日こんな馬鹿気たことは断然|止《よそ》うという動議を提出した、その議論は何も自からこんな思をして隠者になる必要はない自然と戦う....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
いところ二十ばかりつまんでめえりましょうよ」 右門も少々空腹でしたから、伝六の動議に従って、天蓋のままずいと茶店の中へはいっていきました。と、そのとき、ちらり....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
んでいて、それに似たような白い服を着た若い女が二人でボートを漕いでいます。M君の動議で小船を一時間借りることになって、栗の木の下にある貸船屋に交渉すると、亭主は....
田舎教師」より 著者:田山花袋
一人が仙骨という号をつけると、みな骨という字を用いた号をつけようじゃないかという動議が出て、破骨だの、洒骨だの、露骨だの、天骨だの、古骨だのというおもしろい号が....
親友交歓」より 著者:太宰治
で津軽の民謡か何か歌って私を涙ぐませてくれという願望が、彼の歌をやらかそうという動議に依ってむらむらと胸中に湧き起って来たのである。 「それあ、いい。ぜひ一つ、....
備忘録」より 著者:寺田寅彦
襖や器具をよごした。あまりやっかいをかけるから家族のほうから玉を追放したいという動議が出た。そうしないでこの悪癖を直す方法はないかと思って獣医に相談すると、それ....
くろがね天狗」より 著者:海野十三
は好意的に、あと半分はいま紅閨にお妙を擁しているであろうことを岡焼的に、この緊急動議を決定してしまった。そして酒の激しい勢いでもってワッと立ち上ると、床杯をすま....
社会時評」より 著者:戸坂潤
、フィリッピン体育協会代表から、日本が上海円卓会議で満州国代表選手を出場せしめる動議を提出する際、之に協力するという言質を、予め開かれたマニラ会議の席上で得たも....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
って一方において「世論」と軍部につながる一派とに秋波を送り、他方において例の爆弾動議に代わる極めて観念的な武器を政府に擬した積りであったらしい。 政友会の国体....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
。そこで、会長が、 「投票によってきめることにします。」と、いい、つづいて「この動議に賛成のかたは、賛成といって下さい。」と、大声でうながしました。 すると、....
栗の花」より 著者:岡本綺堂
んでいて、それに似たような白い服を着た若い女が二人でボートを漕いでいます。M君の動議で小船を一時間借りることになって栗の木の下にある貸船屋に交渉すると、亭主はす....
かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
いが習いの土地なれば小春はお染の母を学んで風呂のあがり場から早くも聞き伝えた緊急動議あなたはやと千古不変万世不朽の胸づくし鐘にござる数々の怨みを特に前髪に命じて....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
ざと一里半の夜道を歩いて松山に帰った。それは、 「歩いて帰ろうや。」という居士の動議によったものであった。その帰りに連句を作った。余と碧梧桐君とは連句というもの....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
膝まずき続けていた。何時間かの後、カンタベリの大司教が気の毒がって、伯爵の起立を動議し、許された。後には倚りかかってもよいとされ、最後に腰掛けても宜しいというこ....
蝦蟇を食べた話」より 著者:北大路魯山人
決っている。どこの蝦蟇だって食えるんだから、それを捕って来たらどうです」 と、動議を出した。なるほど、そう言われれば、そうに違いない。そこで、 「捕って来た者....