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勿忘草
「勿忘草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
勿忘草の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ものは可なりある。西洋草花にはロベリヤ、チヨノドクサの美しい碧色がある。春竜胆、
勿忘草の瑠璃草も可憐な花である。紫陽花、ある種の渓※に赴く時、朝露にぬれそぼった....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
した丸髷さながら鏡と照りつ。浪に千鳥の裾模様、黒襲に白茶七糸の丸帯、碧玉を刻みし
勿忘草の襟どめ、(このたび武男が米国より持て来たりしなり)四|分の羞六|分の笑を....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の高いところにものぼりました。その石の段のところに野生のわすれな草が咲いて居た。
勿忘草《わすれなぐさ》など通俗めいているけれどもああいうところであなたは子供の時....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
はどう感じるか」 「耐えがたいか、耐えがたくないか、アメリカ人のやりかた次第だ」
勿忘草《わすれなぐさ》のような青い目をしたこの子供っぽいひとは、スイス人でなくて....