化育[語句情報] » 化育

「化育〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

化育の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
刻《かこく》もはなはだし矣。いわく、神官の俸給を増し与えたりとて、即刻何の効験、化育の功績も目に見えるほど挙がらず。従前と変わりしこともなければ、氏子また策を運....
演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
○演技指導という言葉はわずかにこの仕事の一面を表出したにすぎない。この仕事の真相は指導でもなく、監督でもなく、化育でもなく、叱正でもない。最も感じの似通った言葉をさがせば啓発であろうが、これ....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
が示している通りである。更に又之は一種のアニミズムともなって現われる。天地の生成化育は草木の生命霊魂と共に、農業中心主義と結びついた場合のアニミズムの信仰対照だ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
からね、魚類において恵まれているのは当然で、それを利用することを忘れては、天地の化育にそむくというものでしょう。ところで、その日本にすむ魚は、何種類ありましたっ....
荘子」より 著者:岡本かの子
しく見えるものでもなく、はっきりと線を引いてこれと指さし得るものでも無い。自然の化育に従って、その性に従うものは従い、また瓦石ともなり蚊虻ともなって変化に委せて....
暗黒星」より 著者:黒岩涙香
大御力は優絶な忍耐を以て待ち給う、その内には新たな地球と新たな秩序が出来て万物が化育せられる。丁度吾々の生命が、前代の生命に優る様に、次代の生命は又吾々の生命より遠く優ることであろう」 完....