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北九州
「北九州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北九州の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
二〇 名古屋、伊勢湾 31日 未明 三〇 瀬戸内海、
北九州 朝 一七〇 九州 4月2日 未明 五....
「玄海灘密航」より 著者:金史良
荒潮の渦巻く玄海灘を中心にして、南朝鮮、済州、対馬、
北九州等の間には、昔から伝説にもあるように住民の漂流がしばしばあったと云われてい....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
第一部
放浪記以前
私は
北九州の或る小学校で、こんな歌を習った事があった。
更けゆく秋の夜 旅の空の....
「清貧の書」より 著者:林芙美子
、それも、道路|妨害《ぼうがい》とかで止《や》めさせられると、荷車を牽《ひ》いて
北九州の田舎をまわった義父の真黒に疲れた姿、――私は東京へ出た四年の間に、もう弐....
「ドン・バス炭坑区の「労働宮」」より 著者:宮本百合子
化学、運輸等)が低下し、それにつれて燃料原料となる石炭は二割七分の生産減を見た。
北九州地方の炭坑労働者の生活などはこの頃以前にましてひどい有様になって来ている。....
「修身」より 著者:宮本百合子
来に、人間らしい生活をうちたててゆく自立した精神の源を欲する願いが切なのである。
北九州の小・中学校の先生たちは、昨年六月二十五日以来、青少年の窃盗事件の頻発に悩....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
を送っておいて、ここを根拠地として日本へ襲撃すれば、七時間くらいで東京へ達する。
北九州を攻めるんだったら、その半分の三時間半で、間に合う」 「中国は、わが米国と....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いられる歯をやりはじめたとのことです。平和を愛し、野心をもたない人です。この間、
北九州のとき、丁度約束の日で行ったら、すこし顔つきと身ごなしがちがっているの。亢....
「野ざらし」より 著者:豊島与志雄
月給をくれて、なお本人の手腕によっては追々引立ててやるとのことだった。その炭坑は
北九州でも可なり大きい方のもので、他に事務員も沢山居るから、初めは見習旁々遊んで....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
限に入国して、諸方に定住し得たのは自然であろう。 遠く北鮮の高句麗には、南鮮と
北九州北中国を結ぶような便利はないが、今日、密輸入密入国の一基地はウラジオストッ....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
文文士が戦時中の石炭増産週間の一役をかうとはおよそ柄にない話であるが、大井広介が
北九州の某炭坑にユカリの人物で、彼は石炭増産週間につき中央の文士を炭坑夫の慰問ゲ....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
っているのである。順礼等と言って、幾村里かけて巡拝して歩くことを春の行事とした、
北九州の為来りも、やはり嫁入り前の娘のすることであった。鳥居を幾つ綴って来るとか....
「すっぽん」より 著者:佐藤垢石
駅館川ばかりでなく元田肇翁の生まれた国東半島の方にも産するが数はあまり多くない。
北九州から、中国方面に産するすっぽんは、少し背の模様が違う。背の甲に灰色の丸い斑....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
ている。 北浜の常得意である安治川舟三はとくにその日の打撃がはなはだしかった。
北九州の鉱業会社の株はその日の暴落で三文の価値もないことになった。 彼は仲買人....
「ゲテ魚好き」より 著者:火野葦平
いる。(因《ちなみ》に、九州では、河豚をフグと濁らず、フクと澄んで呼ぶ) 私は
北九州若松港に生まれて育ったので、小さいときから海には親しんだ。泳ぎも釣りも好き....