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北征
「北征〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北征の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
生より身を起し、嘗て疑獄を断じて太祖の知を受け、鼎石という字を賜わりたる者なり。
北征の師の出づるや、餉を督して景隆の軍に赴かんとしけるに、景隆の師|潰えて、諸州....
「李陵」より 著者:中島敦
だけで)躊躇《ちゅうちょ》すべき理由はどこにもない。彼は、かくて、「騎兵を伴わぬ
北征」に出たのであった。 浚稽山《しゅんけいざん》の山間には十日余|留《とど》....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
実行せられ、終結せられて十分余りある。昔の悠長な時代さえ前九年後三年、十二年で東
北征伐の大遠征を終ってる。平家が亡びたのは其の勃興したる平治から初めて檀の浦の最....
「三国志」より 著者:吉川英治
には、府内の留守が命ぜられ、残る軍はこぞって、 「北国へ。――官渡へ」 と、冀
北征伐の征旅が、去年にも倍加した装備をもって、ここに再び企図まれたのであった。 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
そもそも、この※河のながれに臨む楼台を「銅雀台」と名づけたのは、九年前、曹操が
北征してここを占領した時、青銅の雀を地下から掘り出したことに由来する。 城から....