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北条時政
「北条時政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北条時政の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「曽我の暴れん坊」より 著者:坂口安吾
条どのにお願いして烏帽子親になっていただこう」 その夜のうちにうちつれて出発、
北条時政を訪ねて元服の式を終り、ここに箱王は五郎|時致となった。 兄弟は大喜び....
「異妖編」より 著者:岡本綺堂
ゃないかな。」と、同役のある者は蔭でささやいた。 「いや、普通の魚の鱗とは違う。
北条時政が江の島の窟で弁財天から授かったという、かの三つ鱗のたぐいらしい。」と、....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
奥州征伐であったに相違ない。 そこで彼は直ちに出征の準備に着手し、六月六日には
北条時政の所願として、奥州征伐のことを祈らんがために伊豆北条の地に願成就院の営作....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
もなり、嫡子為家には関東の豪族宇都宮頼綱の女を娶るという風であった。しかもそれは
北条時政の孫女であったのである。定家の関東との関係の程が判るのである。 後堀河....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
際においてこの時代には死刑というものは存在しなかったのである。その後、文治二年に
北条時政が検非違使にかわって京の名物ともいうべき郡盗を捕まえ、使庁へわたさずに勝....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
く、幼少の折、醍醐寺に入れられていたが、やがて頼朝の幕府に召しだされ、還俗して、
北条時政のむすめ政子の妹、滋子と結婚したのであった。 滋子は、阿波ノ局ともよば....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
ーマになる。 伊豆の挙兵は、もちろん頼朝が主題人物だが、政子という女性や、舅の
北条時政など、彼のワキ役には、興味のふかい人間がいて、そのため、頼朝像は、よけい....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
の制度から申さば賤民であるべき筈の者どもが、立派な大名になってしまった。すなわち
北条時政とか、畠山重忠とか、梶原景時とかいうような、一国或いは数国を領する様な大....