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北氷洋
「北氷洋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北氷洋の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
もっているからではありません、彼らはもちろん広きグリーンランドをもちます。しかし
北氷洋の氷のなかにあるこの領土の経済上ほとんど何の価値もないことは何人《なんびと....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
、別の見解を陳《の》べた。 「だがねえ、仮にゼムリヤ号のような砕氷船が百隻揃って
北氷洋や南氷洋に出動したと考えて見給え。そうなると極寒の海に俄然常春が訪れるじゃ....
「カメラをさげて」より 著者:寺田寅彦
いう話を聞いたこともある。 記憶のいい写真の目にもしくじりはある。 飛行船が
北氷洋上で氷原をとった写真を現像したら思いもかけぬ飛行機の氷の上に横たわる姿が現....
「北氷洋の氷の割れる音」より 著者:寺田寅彦
い船が漁船に引かれて横浜へ入港した。船の名はシビリアコフ号、これがソビエト政府の
北氷洋学術研究所所属の科学者数名を載せて
北氷洋をひと夏に乗り切ったものであるとい....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
一 白熊の死 探険船シビリアコフ号の
北氷洋航海中に撮影されたエピソード映画の中に、一頭の白熊を射殺し、その子を生け捕....
「恐竜島」より 著者:海野十三
? あ、そうか。なに、わしが昂奮しているって、……あははは、とんでもない。わしは
北氷洋の氷魂《ひょうかい》のように冷静だ」 なんだかわけのわからぬことを伯爵は....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
を利用することができるようになったおかげで、それまでは、全く不可能とされていた、
北氷洋とインド洋をつなぐ、大運河工事もできるようになり、また、土佐沖海底都のよう....
「流線間諜」より 著者:海野十三
て意外にも極東の大地図だった。日本を中心として、右には米大陸の西岸が見え、上には
北氷洋が、西には印度の全体が、そして下には遥かに濠洲が見えている。その地図の上に....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
師とはそのままソヴェートで役立つ。ディーゼル・エンジンは大西洋で動くと全く同じに
北氷洋でも動く筈だし、トラクターはテキサス州に於けると全く同じにトルキスタンでも....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
は家にあった筈ですからみつけてお送りします。本が不自由でなかったのは幸せでした。
北氷洋の流氷の上で科学的実験をした人達の記録などは随分面白く読みました。最近『微....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
それはそうと、昨夜ふしぎな夢を見た。 夢の中でぐっすり寝こんでいるところを、
北氷洋のほうから大空中艦隊が本土上空へ迫っているという警報で起された。いよいよ〈....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
傾、船向行、英北灯台何処尽、一光相送一光迎。 (虞林港外に夕日が沈もうとし、船は
北氷洋上に向かって行く。英国の北の灯台はいずこで終わるのであろうか、一灯台の光に....
「凍るアラベスク」より 著者:妹尾アキ夫
のだが、それがどれもこれも氷の絵で、中でも太陽を受けて眩しいばかりにきらきら輝く
北氷洋の氷山の大きな写真と、それからアンデルセンの物語の中の青年ルディーが、瑞西....
「アラスカの氷河」より 著者:中谷宇吉郎
いくらもある、その他にも、南極大陸や、北極圏内のグリーンランドおよびカナダ群島の
北氷洋岸には、ヒマラヤをしのぐ壮麗な氷河が、たくさんある。 これ等の氷河の景観....