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北部
「北部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
北部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
は少しこの世のことについてお話しいたそうと欲《おも》います。
デンマークは欧州
北部の一小邦であります。その面積は朝鮮と台湾とを除いた日本帝国の十分の一でありま....
「富士」より 著者:岡本かの子
らくその妻は良人より年長のいわゆる姉女房であるであろうと山占いをした。 東国の
北部の平野は広かった。茅草《ちがや》・尾花の布き靡《なび》く草の海の上に、櫟《な....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
にある。もっともまだまだもっと古いほとんど五万年も昔の文化の遺跡が、南フランスや
北部スペインの石灰洞の壁に描かれた、おもにマンモスや馴鹿や馬などの、着色画に残っ....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
予ハ決死的ナリ。 予ハ神戸K造船所電気課員、セントー・ハヤオ。只今ノ所在ハN県東
北部T山ヲK山脈ヘ向ウ中間ノ地点ニ在リ。 予ハ今ヨリ七日前、スナワチ八月三十一日....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ともあれ防空壕へと裏へ御案内し、はいっていただく。この日敵機三編隊計九機位が関東
北部をうろうろしていて、帝都へはなかなか近よらず。そのうちに情報が出て「敵機は依....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
玉のえも言われぬ色合いを表わそうとの試みに起こり、その結果唐代には、南部の青磁と
北部の白磁を生じた。陸羽は青色を茶碗に理想的な色と考えた、青色は茶の緑色を増すが....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
然風趣を異にしてしまうのだ。ちょうどそれは、マクベスの所領クォーダーのあった――
北部|蘇古蘭そっくりだと云えよう。そこには木も草もなく、そこまで来るうちには、海....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
ら出るほとんど全部の新聞に目を通すことだった。 『ユマニテ』には、僕が着く早々、
北部地方の炭坑労働者の大同盟罷工が報ぜられていた。そしてその罷工の勢いが日ましに....
「空襲警報」より 著者:海野十三
しないよ。S国の極東軍と来たら数年前の調べによっても、たいへんな数で、わが中国東
北部|駐屯軍の六倍の兵力を国境に集め、飛行機も一千台、ことに五トンという沢山の爆....
「沼畔小話集」より 著者:犬田卯
巡査へ来たとき、彼はもはや消えていたのである。が、あとで捕まった。男爵閣下は茨城
北部のある町の床屋さんであった。道理で汚ない風姿はしていても、いつも髪だけはきれ....
「迷信解」より 著者:井上円了
サキもこれと同じことじゃ。『夜譚随録』と申す書物には、「管狐は駿州、遠州、三州の
北部に多く、関東にては上野、下野に最も多し。上野の尾崎村のごときは、一村中この狐....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
界に一、二を争う高山あり、ミシシッピーのごとき万国に比類なき大川あり、その湖には
北部の大湖あり、その原には中央の平原あり、ともに一望千里、際涯を見ず。この間に生....
「西航日録」より 著者:井上円了
ンをさること北方二百マイル、リーズ市近在バルレー村に転寓す。 二月十二日、英国
北部バルレー村に転住せし以来、もっぱら民間の風俗、習慣、教育、宗教の状態を視察し....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
も高く行く。岸のあたり一帯は山々が続き、その起伏のさまは竜のごとく、これぞ豪州の
北部なのである。) 二十七日、快晴。青空碧波、一点の雲影をとどめず。連山に沿い....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
独軍の主力は右翼にあるものと定まっていたのに、今日はアルデンヌの錯雑地を経て一挙
北部フランスに突入した。 奇襲的効果は甚大であった。セダンの破壊口からドイツ軍....