十六ミリ[語句情報] »
十六ミリ
「十六ミリ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十六ミリの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「乞食学生」より 著者:太宰治
「映画の説明?」 「そうさ。娘が、この春休みに北海道へ旅行に行って、そうして、
十六ミリというのかね、北海道の風景を、どっさり撮影して来たというわけさ。おそろし....
「赤外線男」より 著者:海野十三
つ蹴られ損をしただけで助かった。彼が手に入れたものは一巻のフィルムだった。それも
十六ミリの小さいものだった。 ああ、フィルムといえば、身許不明の轢死婦人のハン....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
械としてのプロフェッサーなどはだいぶ暇になることであろう。 今からでも大書店で
十六ミリフィルムを売り出してもよくはないか。そうして小さな試写室を設けて客足をひ....
「恐竜島」より 著者:海野十三
いつもおくれがちであったが、これはもちろんとちゅうでしばしば目的物をつかまえて、
十六ミリ天然色映画をとるので、そうなるのであった。 密林の中を行くとき、玉太郎....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
磨く。昔は塩原多助が馬のために泣いたが、今はキートンが機関車と別れを惜む。紳士は
十六ミリ映写機の滑らかなる廻転を賞し、その運動の美しさに惚込み、自動車の車体の色....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
やがて、よし子が運んで来ると、 「貴女もいらっしゃいね。」といいながら、 「私も
十六ミリだし、貴女も小型だもの、ここへ二人かけられてよ。」と身体全体で、前川をグ....
「映画と季感」より 著者:中井正一
術として映画が独立する段階にいたっては、もはや許されないことなのである。 よく
十六ミリなどで季節の変わったものを継いでみることがあるが、絶対にごまかしのならな....