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「十台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

十台の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古狢」より 著者:泉鏡花
影もない。窓の並んだ形が、椅子をかたづけた学校に似ていたが、一列に続いて、ざっと十台、曲尺に隅を取って、また五つばかり銅の角鍋が並んで、中に液体だけは湛えたのに....
去年」より 著者:伊藤左千夫
に某氏の門前に臨んでみると、警察官が門におって人の出入を誰何している。門前には四十台ばかりの荷車に、それに相当する人夫がわやわや騒いでおった。刺を通じて家にはい....
」より 著者:犬田卯
支度ではあったが、いつものように身綺麗な、五十を半ば過ぎているにも拘らず、まだ四十台の女のような姿態で、ヨシ子の頭部を冷やしていた。ヒマシ油か何かを飲ませようと....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
島を、このまま祖国の近海に近づけては、たまるものではない。二十インチの巨砲群、八十台にあまる重爆機隊、そういうものの狙の前に、一天万乗の君まします帝都東京をはじ....
怪星ガン」より 著者:海野十三
三十分時間があるね」 救援艇の出発 ニューヨークのエフ十四号飛行場から、十台の救援ロケット艇がとびだしたときの壮烈なる光景は、これを見送った人びとはもち....
海底都市」より 著者:海野十三
なくてすんだ。 おどろいたことは、いつの間に据《す》えつけたか、エレベーターが十台ばかり並んで、しきりに上《のぼ》り下《お》りしている。ずいぶん早い仕事ぶりだ....
火星兵団」より 著者:海野十三
が、気の毒にも、ロケットは見る見るうちに空中でとろりとろりと溶けだした。やがて四十台ほどのロケットは空中で溶けて散って、あとかたもなくなり残りの六十台のロケット....
空襲警報」より 著者:海野十三
め、飛行機も一千台、ことに五トンという沢山の爆弾を積みこむ力のある重爆撃機が、数十台もこっちを睨んでいる。そしていざといえば、国境を越えて時速三百キロの速力で日....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ものと信ぜらる。因に、該主力は、百十人乗の爆撃飛行艇三台、攻撃機十五台、偵察機三十台、戦闘機三十台及び空中給油機六台より編成せられ、根拠地|西湖と大阪との距離は....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
うな。しかし空へも発展していますよ。そうそう、明日は、羽田空港から月世界探検隊が十台のロケット艇《てい》に乗って出発することになっています」 正吉は大きなため....
三十年後の東京」より 著者:海野十三
うな。しかし空へも発展していますよ。そうそう、明日は、羽田空港から月世界探検隊が十台のロケット艇に乗って出発することになっています」 正吉は大きなため息をつい....
大空魔艦」より 著者:海野十三
年は珍らしいであろう。 丁坊は、たくさんの模型飛行機をもっている。みんなで五六十台もあろうか。これはみな丁坊が自分でつくったのだ。 航研機もある。ニッポン号....
地中魔」より 著者:海野十三
追跡急! 三吉の見つめる五百メートル彼方の路に、今しも大きい貨物自動車が、十台ばかり列を組んでユラユラと動きだしているのだった。 「大辻さん、あれを御覧よ....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
と思わるる一機に引続き、海面より新に飛び出したる潜水飛行艦隊の数は、凡そ百六、七十台に及べり。本船は、これを無電にて、至急報告せんとせるも、空電|俄に増加し本部....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
帯に向かって出発したのであった。房枝の組は、城南方面であった。 この方面には、十台のトラックがつづいた。どの工場でも、工員たちから、ものすごい歓迎をうけた。 ....