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十字軍
「十字軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
十字軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
戦術が生まれ、これが社会的に大きな変化を招来して来るのであります。 当時は特に
十字軍の影響を受けて地中海方面やライン方面に商業が非常に発達して、いわゆる重商主....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
は漂浪楽人中の詩王イウフェシススの作と云われているが、これを史家ベルフォーレは、
十字軍によって北欧に移入された純|亜剌比亜・加勒泥亜呪術の最初の文献だと云い、そ....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
砲弾は雨のごとく二艦に注ぎぬ。しかも軽装快馬のサラセン武士が馬をめぐらして重鎧の
十字軍士を射るがごとく、命中する弾丸多くは二艦の重鎧にはねかえされて、艦外に破裂....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
タという寺院の内部を御覧になったことがあるでしょう。あそこの正面の大理石階段は、
十字軍の末期に、エルサレムから持って来たもので、基督が、ピラトの審判を受ける時に....
「さまよえるユダヤ人の手記より」より 著者:寺田寅彦
における「橋の袂」のようなものもまた個人の生活や人類の歴史の上に沢山の例がある。
十字軍や一九一四年の欧洲大戦のごときは世界人類の歴史の橋の袂であり、ポール・セザ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
、見てとっていないのだ。君はかつてわれわれの魂を知ろうとつとめたことがあるのか。
十字軍から革命政府《コンミューン》にいたるまでのフランス人の勇敢な行為を瞥見《べ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
のもっとも古い家柄の一つに属していた。先祖のうちには、フィリップ・オーギュストの
十字軍に加わった者も一人あった。また他の一人は、アンリ二世の下の国務大臣だった。....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
プ・オーギュストやヴィルアルドゥーアンのそれにも劣らないほど神秘的で切実な新しい
十字軍、などは国民を逆上さしてしまった。書物の中でしか戦争を見たことのないそれら....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ル・ジューヌ王の目を開かせ、法王ウーゼニウス三世に助言し、タンプル騎士団を整え、
十字軍を説き回り、生涯《しょうがい》に二百五十の奇蹟を行ない、一日に三十九の奇蹟....
「金の十字架の呪い」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
でそれをよく見たのですぞ、そしてそれは海中に自殺的に投げられていなかったじゃ。が
十字軍の前に建った寺院にある教会の王子のような風に横たわっておったのじゃ」 「簡....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
らせた。 欧羅巴における拷問器具――姦通をした女に冠せたという、「驢馬仮面」と
十字軍の戦士連が出征に際して、その妻妾の貞操を保護するために、その妻妾連の局部へ....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
者などは多くイギリスへ亡命したのである。 ドイツの民謡のレオノーラ ある乙女が
十字軍遠征に行って死んだ恋人を歎き悲しんでいると、夜呼び起され勧められて、馬上の....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
いえば、その狂信家のペートルという乞食巡礼の狂態を利用して西洋史上空前の事変たる
十字軍の大運動を捲起こした一〇九五、六年時代の羅馬法王ウルバン二世も一代の外交家....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
にもあたる。父初代エセックスは、夢想家であり――道徳的で、しかも不幸な人だった。
十字軍精神をもってアイルランド鎮圧に向かったが、宮廷内の陰謀と、女王の経済と、そ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
、ヤソ教中より出でたる結果にあらずして、ヤソ教外より発したる影響なり。すなわち、
十字軍の東征よりアメリカ発見、インド洋航海等のこと起こり、欧州の人民ただちにアラ....