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「十戒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

十戒の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三つのなぜ」より 著者:芥川竜之介
林檎は又この時以来、彼には食物にも変り出した。従って彼は林檎を見る度に、モオゼの十戒を思い出したり、油の絵具の調合を考えたり、胃袋の鳴るのを感じたりしていた。 ....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
を、之を知らない多数の人々のために発表することをいう」、等々。だが、つまる処、「十戒に背いたものは皆ニュースである」、「犬が人に噛みついてもニュースにはならぬ、....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
小夜衣は『さなきだに重きが上の小夜衣、わがつまならぬつまな重ねそ』とある、新古今十戒の歌じゃ。」 小坂部はじっと父の顔を見直した。重きが上の小夜衣を衣小袖の所....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
せという命令は出来ないはずです。たとい殺してもよい者にしてもです。小乗教の二百五十戒を受けて居る者は決して人を殺すことの命令を下すことが出来ない。法王はもとより....
法然行伝」より 著者:中里介山
したのは偏にこのことを聴かんが為であった」といって悦んだ。 その序に天台円頓の十戒を解説したが、叡山は大乗戒、この寺は小乗戒と述べたので大衆が動揺したけれども....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
小人閑居してろくなことは考えない。 さて、夕の祈りになる。今日犯した罪を天主の十戒や七つの罪源など一つ一つについて吟味してゆくうち、「第十、なんじ他人の所有物....