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千百
「千百〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
千百の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
はやされていた。
「何しろ先生、盗みにはいったお大名屋敷が七十六軒、盗んだ金が三
千百八十三両二分だというのだから驚きます。盗人じゃございますが、なかなかただの人....
「予報省告示」より 著者:海野十三
的に増大される。が、そこに或る種の危機を孕《はら》んでいるようである。 人暦九
千百十一年 遂に第五氷河期が襲来! 月は遂に海水に触れ崩壊する。その破片と塵....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
編隊を整え、敵の空中目指して突入して行った。 遥か後方からは、爆撃機の一隊が、
千百メートル、千二百メートルと、だんだん高度を高めて行くのが見えた。厚いフロート....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
る。 ◯賀陽宮、山階宮、東久邇宮の三宮家も御全焼。 ◯明治神宮本殿、拝殿も焼失。
千百数十発の焼夷弾のかすが発見されたという。 ◯大下宇陀児君より聞き、見舞に行っ....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
向きあっていた。 太青洋の西岸には、アカグマ国のイネ州が東北から西南にかけて、
千百キロに余る長い海岸線を持ち、またその太青洋の東岸には、キンギン国が、これまた....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
転がった次第である。 後日の調べによると、その日のうちに、租界の中だけでも、三
千百四の柱時計がめちゃくちゃに解体されたそうで、そのほか黄浦江の中へ投げこまれた....
「沈没男」より 著者:海野十三
・オーク号は、現在このスカパフロー碇泊中の軍艦中で一番でかい軍艦であって、二万九
千百五十トンの主力艦であり、速力は二十二ノット、主砲としては十五|吋砲を八門、副....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
たようです。(泣くな、わい等、)と喚く――君の親方が立女形で満場水を打ったよう、
千百の見物が、目も口も頭も肩も、幅の広いただ一|人の形になって、啜泣きの声ばかり....
「瘤」より 著者:犬田卯
出した。 組合から、年度替りだとの理由で、親父の代にこしらえた借金、元利合計二
千百三十円なにがしというものの催告である。 何が故の、急速な、思いもかけぬこの....
「迷信解」より 著者:井上円了
、そのあたるというも、ある制限内のことにて、何年何月何日に死するなどに至りては、
千百中に一もあたることは難い。つまり、易筮にて吉凶を判ずるも、銅銭の表裏にて判ず....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
った一本。東南は信濃|南安曇郡安曇村、一歩転ずれば飛州|吉城郡|上宝村、海抜約三
千百十米突、従来最高峰と認められていた、南穂高を凌ぐ事実に一百余米突、群峰の中央....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
れ自体の原質に変化せしむるを要すると同一般なり。 宗教もまたしかり。わが国には
千百年来、わが国体、民情に適合せる宗教あり、西洋各国にはその国体に適合せる宗教あ....
「西航日録」より 著者:井上円了
三十五年十一月十五日、余再び航西の途に上らんとし、午前八時半、新橋を発す。ときに
千百の知友、学生の余が行を送るありて、汽笛の声は万歳の声にうずめられ、秋雨蕭々の....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
する都会なり。 第一はシドニー市(ニューサウスウェールズ州首府)、人口五十九万二
千百人。 第二はメルボルン市(ビクトリア州首府)、人口五十四万九千二百人。 第三....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
化を大にして経済政策の確立が必要であります。政府の発表でも、今年度の自然増収は二
千百億円、来年度は二千五百億であると発表しております。この自然増収というものは、....