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千載
「千載〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
千載の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
》、人生有生死《じんせいせいしあり》、安得類古人《いずくんぞこじんにるいして》、
千載列青史《せんざいせいしにれっするをえん》」。有名の詩でございます、山陽が十三....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
注がれている。援蒋ルートをふさぐ……九十九江源地《ナブナテイヨ・ラハード》へゆく
千載の好機が、いま折竹の企図とともに永遠に消えようとしている。彼は、打撲と凍傷で....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
てそれは僕を一躍世界の寵児にしてくれるかもしれないのだ。お前が僕だったら、こんな
千載一遇の機会をのがすかね」 「はい。それは……しかし一体あの雪崩《なだれ》の峰....
「蠅男」より 著者:海野十三
主人に叱られるからといって承知しなかった。そのうちにも時刻はドンドン経っていく。
千載の一遇をここで逃がすことは、とても帆村の耐えられるところでなかった。 (問答....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
。私は声を荒らげるよりも呆気にとられて、 「なぜいかんのだ。ゴリラが獲れるなんて
千載に一遇ではないか」 「それがです。旦那は、野象の穴へ落ちたとき、磁針をお壊し....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
、南下すれば膃肭獣群をあらす。滅多にでないから、標本もない。マア、僕らは、きょう
千載に一遇の機会で、お目にかかれたというわけだ」 「ううむ、そんな珍物かね」と、....
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
た凡そ六年の間、万葉はもとより、古今、後撰、拾遺の三代集に、後拾遺、金葉、詞花、
千載、新古今の五つを加えて、世にいう八代集をはじめ、源実朝卿の金|槐集、西行坊主....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
艇へたどりついて、テッド隊長に報告をはじめ、それがまだおわらないうちに、とつぜん
千載一遇の機会がやってきた。 猛烈な砲撃が天蓋にくわえられたけっか、ぽっかり穴....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
ここで死ぬかもしれないんだぞ」 「一度死ねば、二度と死にませんよ。ゆるゆるとこの
千載一遇の壮観を見物しておくのですな」 「ふん、お前と話をしていると、わしは、コ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
関大尉の頭の中にすばらしい考えが、電光のように閃いた。 天の与 「そうだ。
千載一遇の機会が向こうからやってきたのだ。これも神様の助であろう」 川上機関大....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
れは親友としての俺の最後の忠告だ。いいかい? 慎重に反省して、事を運んでくれよ。
千載に恥をさらすような真似は絶対にしてくれるなよ。うっかりすると、君の一生は滅茶....
「歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
から、尠くとも、此方面に関してだけは、間違いは言わない筈である。 難後拾遺集・難
千載集以後歌集の論評は、既に師範家意識が出て居て、対踵地に在る作者や、団体に向け....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
栄ある関係者の一|人で居ながら、何にも知らないで退院する処でした。あとで聞いては
千載の遺憾だったに、少くともその呼吸のある内に、時鳥と知って声を聞いたのは、光栄....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
命していても二葉亭はやはりとつおいつ千思万考しつつ出遅れて、可惜多年一剣を磨した
千載の好機を逸してしまうが落であるかも解らん。 が、それでも活かして置きたかっ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
んでいる、勅撰和歌集、二十一代集、『古今集』の伝統が『金葉』『詞花』で衰える、『
千載集』の後また『古今集』伝統が復活する、これが中世文学の開始である、藤原時代芸....