半双[語句情報] » 半双

「半双〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

半双の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
勧善懲悪」より 著者:織田作之助
この意味に於いて、総発売元は各支店へ戸棚二個、欅吊看板二枚、紙張横額二枚、金屏風半双を送付する。よって、その実費として、二百円送金すべし。その代り、百円分の薬を....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
見せた例しはない。 「……よし!」 それを今、彼は、描いてしまった。しかも六曲半双へ、一気に。 試合の後――ほっと息づくように胸をあげて、静かに、筆洗へ筆の....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
が。 話は、以前になるが。 去年。――柳営に仕官の望みを絶って、伝奏やしきの半双の屏風に、武蔵野之図を一|掃に描き残したまま、江戸の地を去った武蔵は、あれか....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
もそれへ何か賛を書いて欲しいというのである。考えてみると、ぼくの寝た日本間にも、半双の屏風が立ててあり、それには、石川達三、中野好夫、久保田万太郎、丹羽文雄、亀....