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「半島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

半島の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
誘惑」より 著者:芥川竜之介
》浪《なみ》の上に猿が一匹もがいているばかり。 8 海の向うに見える半島。 9 前の山みちにある樟の木の梢。猿はやはり熱心に海の上の帆前....
星座」より 著者:有島武郎
るのか、雲形の汚染《しみ》がところどころにできている。象の形、スカンディナヴィヤ半島のようにも、背中合せの二匹の犬のようにも見える形、腕のつけ根に起き上り小法師....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
しかも東亜大陸は土地広大で戦争の深刻さを緩和する。 ヨーロッパは元来アジアの一半島に過ぎない。あの狭い土地に多数の強力な民族が密集して多くの国家を営んでいる。....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
始まった。この日(欠字)に警報が出たが、間もなく空襲警報となった。敵の編隊は伊豆半島方面より侵入、なお後続部隊ありという東部軍管区情報は、今日の空襲が本格的であ....
海底都市」より 著者:海野十三
始まったことでしたよ。そして日本では、この海底都市の建設が始まったわけです。三浦半島のとっさきの剣崎《つるぎざき》の付近から原子力エンジンを使ってボーリングを始....
戦話」より 著者:岩野泡鳴
聴こうじゃないか?」 「それで、僕等の後備歩兵第○聨隊が、高須大佐に導かれて金州半島に上陸すると、直ぐ鳳凰山を目がけて急行した。その第五中隊第一小隊に、僕は伍長....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
の二艦は、欧州訪問の旅をおえて、いまやその帰航の途にあった。 印度を出て、馬来半島とスマトラ島の間のマラッカ海峡を東へ出ると、そこは馬来半島の南端シンガポール....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
の父が、海軍将校であった為めに、はしなくも彼女の出生地がその守護霊と関係深き三浦半島の一|角、横須賀であったことであります。更に彼女はその生涯の最も重要なる時期....
雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ている、となかいに、きいてごらんなさい。」 *ヨーロッパ洲の極北、スカンジナビア半島の北東部、四〇万平方キロ一帯の寒い土地。遊牧民のラップ人がすむ。 すると、....
取舵」より 著者:泉鏡花
るかと、いと凄じき気色なりき。 元来|伏木直江津間の航路の三分の一は、遙に能登半島の庇護によりて、辛くも内海を形成れども、泊以東は全く洋々たる外海にて、快晴の....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
いる。安房は国史にはかなり古いが、徳川氏が江戸を開く以前は中央首都から遠い辺陲の半島であったから極めて歴史に乏しく、したがって漁業地としてのほかは余り認められて....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
、……などは羨しい。 七日ばかり居たのです。 これまでは、内浦で、それからは半島の真中を間道|越に横切って、――輪島街道。あの外浦を加賀へ帰ろうという段取に....
可愛い山」より 著者:石川欣一
コットランドの湖水を思わせるような青木湖、その岸を走っている時、向うにつき出した半島の、黒く繁った上に、ポカリと浮んだ小さな山。「ああ、雨飾山が見える!」と慎太....
西航日録」より 著者:井上円了
乗し、午後五時、ペナン(Penang)に向かって発す。 五日、炎晴。終日マレー半島の西岸に沿って北走し、六日払暁、ペナン港に入る。シナ人のここに上陸するものお....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ン、シャンハイ) 第二回の国名および地名 シナ(シャンハイ、ホンコン) マレー半島(シンガポール、ペナン) インド(カルカッタ、ダージリン、バガルプル、ガヤ、....