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「南九州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南九州の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
動揺しているらしい。朝子、大なる覚悟のほどをのべていた。 二十六日より六日間、南九州をB29の大群が連爆したのが気にかかるが、この方の手紙が来るのは、まだ十日....
白い道」より 著者:徳永直
のかたい厚みをけずり、それから穴をあけて、柄をつけると、ぶかっこうながら丈夫な、南九州の農家などでよくつかっている竹びしゃくが出来あがる。朝めし前からかかって、....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
ニアも、どんなに待って待って待ち抜いていたかと思えば、逢わぬ先からもう心は、遠く南九州の空へ飛んでいました。 長崎急行に乗り換えて、宇部も宇田中もクソもあった....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
本部伝令がいちはやくメガホンで情報を叫びながら廊下を走り去った。相変わらず今日も南九州に大規模な空襲があるらしい。引きつづいて空襲警報が鳴りだした。空を仰ぐと澄....
山の人生」より 著者:柳田国男
とにこの話に注意をする。もし山人にも土地によって、気風に相異があるものとすれば、南九州の山中に住む者などは、とりわけ人情が惇樸でかつ無智であったように思われるか....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
鶏などは探してもいないのである。都の時鳥もヘドトギスの狂歌の出来た頃までは、まだ南九州の如く克明に我名を啼いていたかも知らぬ。仮にそうだとすると約に背いたのは彼....