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南北朝時代
「南北朝時代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
南北朝時代の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
は源平時代からここに屋敷を構えていて、相当に有力の武士であったらしいのであるが、
南北朝時代に菊池のために亡ぼされて、その子孫はどこへか立去ったということが判った....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
これは、たしかに千年以上になりましょうが、ここに吉野朝と言ったのは、足利氏以前の
南北朝時代の吉野朝時代のことに違いないと思われるから、そうしてみると、どう考えて....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
は同じ位のもので、青山|延于《のぶゆき》の『皇朝史略』の方を好んだ。そこで日本の
南北朝時代を、通鑑綱目のような体裁で書いた物があれば好いと思い、その結果遂に自分....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
原に関八州の兵を、雲霞の如くに集めたが、その時の費用もその金であり、ずっと下って
南北朝時代となり、元弘三年新田義貞卿が、北條高時を滅ぼすべく、鎌倉に兵を進めよう....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
姫山は今日の姫路である。ここが姫路と呼び換えられたのは豊臣時代からのことで、
南北朝時代には姫山と呼ばれていた。播磨路――姫山――それを聞かされて、小坂部は少....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
名というが、この人の系図はあまりあてにならぬ。(頓阿については、斎藤清衛博士の『
南北朝時代文学新史』に「頓阿法師の一生」という到れり尽せりの名論文があって、精し....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
人煙が日光山脈に拠って散在し、赤松の小丘陵の多い起伏の変化もおもしろい。 が、
南北朝時代の、ここと鎌倉、ここと京都、九州。その遥けさを考えると、馬の旅でも、千....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
のを見ますと、彼らがあえて穢れたものだとは思われていなかった事がわかります。また
南北朝時代の貞治四年には、四条河原の細工が、祇園社の鳥居建立の穴掘りをしておりま....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ビトの所為である。 ツルメソはまた、京都市内の葬式に干渉する特権を持っていた。
南北朝時代にも、彼らを経ずして葬儀を営んだが為に、彼らから故障をつけられたという....
「親鸞の水脈」より 著者:吉川英治
きながら思うことは、要するに親鸞をつかんで書こうと、平家物語の人間像を書こうと、
南北朝時代の群像を書こうと、結局歴史小説でも現代小説でも、自分の表現以外ではない....