南蛮船[語句情報] » 南蛮船

「南蛮船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南蛮船の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
かくう》の月桂《げっけい》や薔薇の中から、一双の屏風《びょうぶ》へ帰って行った。南蛮船《なんばんせん》入津《にゅうしん》の図を描《か》いた、三世紀以前の古屏風へ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
第一章 一 円山応挙が長崎の港を描いたころの南蛮船、もしくはオランダ船なるものは、風の力によって遠洋を渡って来る三本マストの....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
けは開かれていた。 はじめて唐船があの長崎の港に来たのは永禄年代のことであり、南蛮船の来たのは元亀元年の昔にあたる。それから年々来るようになって、ある年は唐船....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
るが、「当代記」の慶長十三年十月の条に、 此二三ヶ年以前より、たばこと云もの、南蛮船に来朝して、日本の上下専レ之、諸病為レ此平愈と云々。 と見えているから、....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
たものか、そこに疑が生ずる。 しかしかかる疑念をうち消すために、こうもいえる。南蛮船が来航し、次で和蘭陀からも遣って来る。支那との交通はもとよりのことである。....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
をまわしているらしいな」 「……だろうな、大きな声ではいえねえが、徳川様だって、南蛮船から銃や弾薬をしこたま買いこんでいるというし」 「それでいて――大御所様の....