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「南鮮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南鮮の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ったものと想像しうるのである。 もとより、新羅人や百済人の来朝移住も多かった。南鮮と九州もしくは中国地方の裏日本側とを結ぶ航海が千数百年前に於ても易々たるもの....
西林図」より 著者:久生十蘭
だきましょう」 「これは恐れいった。すると、あれは鶴でなくて雉だったんだね」 「南鮮にそいつがむやみにいて、粟を食ってしようがない。そのため、ときどき大仕掛けな....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
を発表したゆえんである。 このカンエンガヤツリは元来日本の植物ではなく、それは南鮮方面の原産である。同国ではこれを莞草《カンチョウ》、すなわちワングルまたはワ....
清水幾太郎さんへの手紙」より 著者:三好十郎
のです。 念のため、あなたの右の帯紙のご文章を、私は「朝鮮戦争は最初、北鮮側が南鮮に侵入してきたために勃発したと、アメリカ当局も日本の商業新聞の報道も言った。....
ぼたもち」より 著者:三好十郎
理想論だ。だら、現に朝鮮はどうだや? いやさ、しよつぱなに攻めこんだのが北鮮だか南鮮だか俺あ知らねえ。けんど、とにかくどつちかが攻めこんでよ、それを押し返そうと....
爆弾太平記」より 著者:夢野久作
無いというのが、維新後の水産界の状態だった。 然るにこれに反して朝鮮はどうだ。南鮮沿海の到る処が処女漁場で取巻かれているじゃないか。況んや露領|沿海州に於てを....
夜の靴」より 著者:横光利一
まで行く。最上川の紅葉はつきる所がない。万灯の列の中を過ぎ行くように明るい。傍に南鮮から引き上げて来たばかりの三人の婦人が語っている哀れな話も、紅葉の色に照り映....