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単式
「単式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
単式の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「競馬」より 著者:織田作之助
ペタ尻《しり》をしばかれながらゴールインして単複二百円の配当、馬主も騎手も諦めて
単式はほかの馬に投票していたという話が伝えられるくらいの番狂《ばんくる》わせであ....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
法である。むだはむだでも有用なむだであるとも言われる。 十進法というのは言わば
単式の数え方であって十干だけを用いると同等である。甲を一、乙を二、丙を三と順々に....
「夜の構図」より 著者:織田作之助
ていないんです。いつかあいつと競馬に行きましたがね、あいつの買った馬は、一票しか
単式投票がなかったんですよ。つまり、あいつだけが買ったんで、むろんそんな変な馬は....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
一千馬力というのが北大西洋に煙を吐いていた。よし両輪《パドル》船だろうが、低圧の
単式機関だろうが、炭庫を広くとりさえすれば、ボイラーの水は六十年代中頃まではふん....
「黒船前後」より 著者:服部之総
のである。 それにたいする汽船の究極の勝利は、エンジンの発達によって購われた。
単式低圧機関から複式高圧機関へ、三段膨脹《トリプル・エキスパンション》ないし四段....