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単葉
「単葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
単葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
的な朝の太陽に銅鑼湾の火薬庫の壁が傾いて見えるなかを、露国飛行家の操縦するらしい
単葉機が空中に水のような光を発して広東の方角に引返して行くのを見た。 米良は再....
「怪夢」より 著者:夢野久作
ゴロゴロゴロゴロゴロ」 「……ザマア見やがれ……」 空中 T11と番号を打った
単葉の偵察機が、緑の野山を蹴落しつつスバラシイ急角度で上昇し始めた。 「……オイ....
「旅愁」より 著者:横光利一
だよ。空から下って来るのも良いものだな。天降りというやつだ。」
銀灰色の一台の
単葉がエア・フランスのマークを尾につけつつ見る間に大きく空中に現れた。
「イギリ....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
三両君がちゃんと靴をはいてさァ早く支度をせんか、と私をせき立てていた。 一台の
単葉飛行機が銀色に輝きつつ都会の空を横ぎっていた時、風呂屋の煙突へ衝き当たると同....
「怪奇人造島」より 著者:寺島柾史
あるし、動力所とおぼしい建物もあるし、飛行機の格納庫さえある。しかも、氷上には、
単葉の飛行艇が二機、翼を休めているし、水色の作業服を着た人々が、水晶のように美し....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
に触れないばかりに舞い上った飛行機を発見した。それは翼を黄いろに塗った。珍らしい
単葉の飛行機だった。鶏や犬はこの響きに驚き、それぞれ八方へ逃げまわった。殊に犬は....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
くない。落葉灌木でその枝上に互生せる葉は広楕円形あるいは倒卵形で葉柄を有し、全く
単葉でハゼノキ属諸品のように羽状葉ではない。枝端に出る花穂は無数に分枝してそれに....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
の苗《なえ》にははじめ三出葉が出《い》で、次《つ》いで一枚の常葉《じょうよう》(
単葉)が出ていることがたまに見られ、またザボンの苗《なえ》の葉柄《ようへい》に幹....