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卜
「卜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
卜の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
櫛形《くしがた》の招牌《かんばん》、「駕籠《かご》」の掛行燈《かけあんどう》、「
卜筮《ぼくぜい》」の算木《さんぎ》の旗、――そういうものが、無意味な一列を作って....
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
》を三枚取り出した。穴銭は皆一枚ずつ、薄赤い絹に包んであった。
「私の占いは擲銭
卜《てきせんぼく》と云います。擲銭
卜は昔|漢《かん》の京房《けいぼう》が、始めて....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
千栽ものの、風呂敷包を持ったまま、内の前を一度通り越して、見附へ出て、土手際の売
卜者に占て貰った、と云うのであった。 対手は学士の方ですって、それまで申して占....
「大脳手術」より 著者:海野十三
求手段を考えついて早速実行することにした。それは私もK坂の夜店に加わって、手相|
卜いの店を張ろうというのだった。そして腰をどっしりと落付けて、かの両人の見張を行....
「政談十二社」より 著者:泉鏡花
九 「まずあれは易者なんで、佐助めが奥様に勧めましたのでございます、鼻は
卜をいたします。」 「
卜を。」 「はい、
卜をいたしますが、旦那様、あの筮竹を読ん....
「錦紗」より 著者:犬田卯
入れさす原因かも知れない。お通も近所の人へ物をいうような口調で、昨日の一件をこの
卜筮者にまで述べたてたのであった。 すると籠屋は煙管を措き、茶を一杯ぐっと傾け....
「妖怪学」より 著者:井上円了
種、すなわち他人の媒介によりて行うもの 巫覡、神降ろし、人相、墨色、九星、方位、
卜筮、祈祷、察心、催眠、その他諸幻術 第三種、すなわち自己の身心上に発するもの ....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
ぎに今日、多く日本に行われておるものは、人の吉凶禍福を占うことであって、すなわち
卜筮、人相見の類であります。また、九星と申して星を調べて占うものあり、あるいはま....
「妖怪研究」より 著者:井上円了
第二種、すなわち他人の媒介によりて行うもの 巫覡、神おろし、人相見、墨色、
卜筮、予言、祈祷、察心、催眠、その他諸幻術 第三種、すなわち自己の身心の上に発....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
士君子の最もいさぎよしとせざるところなり。 ゆえに予は、すべて夢をもって人事を
卜するに足るものなりと信ずるものにあらずといえども、ひそかに信ず、霊魂は幽明の間....
「迷信解」より 著者:井上円了
すものを信ぜぬこと。 (五)まじない、神水等の効の信頼すべからざること。 (六)
卜筮、御鬮、人相、家相、鬼門、方位、九星、墨色等を信ぜぬこと。 (七)縁起、日が....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
怪異 第二種、すなわち他人の媒介によりて行うもの 巫覡、神降ろし、人相見、墨色、
卜筮、予言、祈祷、察心、催眠、その他諸幻術 第三種、すなわち自己の身心の上に発す....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
上に相交わり十字形をなすを不吉の兆しとし、プラムを食しその仁の数をかぞえて吉凶を
卜すとし、火箸を炉の前に立てて火をおこすマジナイと称する等、種々のことあり。 ....
「西航日録」より 著者:井上円了
きて戒慎を加えしめざるべからず。 シナの市街中、最も余輩の目に触れたるものは、
卜筮、人相、方位の看板を掲ぐる店のすこぶる多き一事なり。シナ人は上下を論ぜず、吉....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
そのときにこの片紙を受けて帰るものならん。わが国の護摩札のごとし。また、街上に売
卜者多し。わが浅草観音の門前のごとし。題するに「毎事卦資二仙」とあり。また、室内....