危な気[語句情報] » 危な気

「危な気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

危な気の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
城のある町にて」より 著者:梶井基次郎
》って見せた。毒々しいものだった。男は印度人の方を見、自分の元いた席の方を見て、危な気に笑っている。なにかわけのありそうな笑い方だった。子供か女房かがいるのじゃ....
灯台鬼」より 著者:大阪圭吉
礼ながらちょっと手伝っていただきたい、と申し出た。そこでわたしは、玻璃窓の外側の危な気なデッキに立って、なんのことはない、幾本かの針金の端を持って、即製の電気屋....
次が待たれるおくりもの」より 著者:宮本百合子
のは、その反面に何を語っているのであろうか。構成も念いりであって、磨かれ削られ、危な気がない。描写の手法も長篇小説の分野に或る生新さを与えるものをもっている。フ....
良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
いは晩年に近い御作をとって、良寛様の価値と見ている。それによると良寛様の書中には危な気というものがなく、安んじて鑑賞を恣にすることが出来てわれわれを救ってくれる....