» 卵型

「卵型〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

卵型の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
を出して一人で占ないをやり出した。蒙古の豪族とも思われる五人の伴を連れた老人は、卵型をした美貌を持った妙齢の支那美人を側へ引き寄せ仲よく菓子を食べている。五人の....
オスカー・ブロズキー事件」より 著者:妹尾アキ夫
つの新事実発見の一歩てまえにあることを感じた。 やがて二つの名刺の上に、二つの卵型ができたが、まだ一つ二つの隙間は残っているのに、手元に残る破片は、あまり小さ....
予謀殺人」より 著者:妹尾アキ夫
ソーンダイクが黄色い粉を蓋以外の部分にふりかけて吹きはらうと、またたくさんの卵型の指紋があらわれた。 「ジャーヴィス君、手袋をはめて蓋をあけてみてくれ。なか....
播州平野」より 著者:宮本百合子
った。視線はじき頁から離れ、上向き加減にもたげられた二分刈頭、閉じられた瞼。その卵型茶色の小心律気な老年に近い顔には、能面のように凝固した表情があらわれた。唇は....
超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
。真赤な血のような色をした下着に、薄い、真黒い上服をピッタリと着込んで、丸い乳と卵型のお尻をタマラナイ流線型にパチパチと膨らましている。それが白い羽根付きの黒い....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
文でしたから、まだよく存じております。まん中を高く致しまして、お顔全体が温柔しい卵型に見えますように……まわりは極く短かく、東京の学生さん風に……」 「そうそう....
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
着に金紗の黒紋付、水々しい大丸髷だ。上げた顔を見ると夢二式の大きな眼。小さな唇。卵型の腮。とても気品のある貴婦人だ。年齢なんかわからない位だ。 吾輩は二重三重....