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卵酒
「卵酒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
卵酒の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蔵の二階」より 著者:豊島与志雄
冷えるし、風邪の予防に、というようなことから、いつしか毎晩の癖となってしまった。
卵酒を一合五勺ほど、二階に持って上って、炬燵にはいり、ぼんやりなにか考えこみなが....
「近藤勇と科学」より 著者:直木三十五
いった。障子を開けると、ちらちらと降り出していた。 今宵も、雪に、しっぽりと、
卵酒でもこしらえて 六つ下りに戸を閉めて 二人の交す、四つの袖、 「ようよう、....
「地上」より 著者:島田清次郎
した、油ぎった顔色の男であった。三尺四方の囲炉裡を控えた横座に坐って、熱く燗した
卵酒を呷りながら主人は、細かいことはあとで家内が起きたら訊いてくれろ、心安い気で....