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卿相
「卿相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
卿相の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
もあった。もし木戸松菊がいたらば――明治の初年木戸は陛下の御前、三条、岩倉以下|
卿相列座の中で、面を正して陛下に向い、今後の日本は従来の日本と同じからず、すでに....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
いた。辰馬が、荒あらしく踏みこんで来た。 立ったままで、 「兄者、聞こう! 公
卿相手の茶坊主ごときやつに抗《さから》って、先祖代々の家をつぶして何が面白い――....
「雪の宿り」より 著者:神西清
兵を引具して将軍(尊氏)御所を打囲まれた折節、兵火の余烟を遁れんものとその近辺の
卿相雲客、或いは六条の長講堂、或いは土御門の三宝院へ資財を持運ばれた由が、載せて....
「サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
った。その書名の泥※之道」は、死者の葬儀や位牌の書き方等を示したものである。王公
卿相以下、所謂三家者の賤民の徒に至るまで、それぞれにその身分に応じて位牌の書き方....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
百余年絶えたことがない。漢の高祖が魯を通った時これを祠った。この地方を治める諸侯
卿相も、赴任するとともにまずここに参詣する。 等である。この内最後の孔子廟の情況....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
はおよびますまい」 「これからは、いくさにつけ、諸事につけ、いちいち事の運びは公
卿相手だ。上杉は付けてやったが、武辺のほかは、公卿振りも知らぬ直義、つつがなく、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
々ですすめていた。 すなわち、最高の裁可は、 記録所 で執り、ここの長官は
卿相を以てすえ、なお“記録所ノ寄人”としては、武家では、楠木正成、名和長年、伊賀....