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厄落し
「厄落し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
厄落しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
を一ダース。 そんなには要らないから、包を破いて、自分で一つだけ取って、ああ、
厄落し、と出よう、とすると、しっかりこの、」 と片手を下に、袖をかさねた袂を揺....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
なって、生みの母から、魔力にかかった昔々を聞いて、すやすやと長い眠りにつきたい。
厄落しということがある。夢もさっぱり落してしまったらばと、おりおり思う。それでも....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
「鶴亀、鶴亀……えんぎでもない……いや、出る出る、必ず出る。万年青が枯れたのが
厄落しになろう。これは、いっそ、いいきざしだぞ」 つまらぬことを空頼みにして、....
「ストリップ修学旅行」より 著者:小野佐世男
向くまましたいざんまい、ざっくばらんの無礼講、伊豆の伊東の温泉しぶきに日頃の欝憤
厄落し、裸女姫の一大饗宴が開かれると云う、悪くないぞえ、おっしゃる通りの女護島、....