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原作
「原作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原作の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老妓抄」より 著者:岡本かの子
みた。その中に最近の老妓の心境が窺《うかが》える一首があるので紹介する。もっとも
原作に多少の改削を加えたのは、師弟の作法というより、読む人への意味の疏通《そつう....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
本書に収めた一四三首はペルシア語の原典から直接訳したもので、テクストにはオマルの
原作として定評のあるものだけを厳選し、また最近のイランにおける新しい配列の仕方に....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
ネ。そんなわけで私はずっとAKのスタディオにつめていたんです。なんなら貰って来た
原作ならびに演出料の袋をお目にかけてもいいのですが」 「あああの『空襲葬送曲』と....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
選ぶことにした。これは「剪燈新話」中の一節で、誰も知っている「牡丹燈籠」の怪談の
原作である。 ここに編入されたものは、外国の怪談十六種、支那の怪談一種、その原....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
白くないと思われるものは、わたしが随意に変更したのもある。これも私の無礼、地下の
原作者にお詫びを申さなければならない。....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
談は措いて、さてその芝居の話であるが、春木座の「牡丹燈籠」は面白かった。ほとんど
原作の通りで、序幕には飯島平左衛門が黒川孝助の父を斬る件りを丁寧に見せていた。こ....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
大衆文芸に仰いでいるからである。出る写真も出る写真もほとんど限られた二、三氏の、
原作以外に出ないというような退屈な現象は大衆文壇のためたいして名誉にはならない。....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
した事であった。 その第三幕第四場――王妃ガートルードの私室だけは、ほぼ沙翁の
原作と同一であり、ハムレットは母の不貞を責め、やはり侍従長のポローニアスを、王と....
「詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
の予期せなかった訳文の、目の前に展っているのを見て、驚いたことであろう。その人が
原作に忠実な詩人であればある程、訳詩がちっとも、もとの姿をうつしていないことに悲....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
い。これは団十郎の自作か、あるいは誰かに教えられたのか。いずれにしても、団十郎が
原作の脚本にあきたらず、種々の改訂を試みたのは事実であったらしい。 「夢物語」に....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ものばかりだった。この非芸術的濫訳横行の中にあって、二葉亭の『あいびき』は殆んど
原作の一字一句をも等閑にしない飜訳文の新らしい模範を与えた。後年盛んに飜訳し出し....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
一五 なども民謡風の歌を転じて風雅の作としている。だから時にはつぎの歌のように、
原作の生彩を失って、おさまり過ぎた感じに堕ちることもあるし、 花におく露をしづけ....
「四つの都」より 著者:織田作之助
「清楚」という新聞小説(大阪新聞に連載した)を映画化する計画があるが、条件として
原作者の私自身の手でシナリオ化してほしい、それがいやなら、新しくオリジナル・シナ....
「わが町」より 著者:織田作之助
、次郎は額の写真を暫らく見上げていた。 附記 この作品は、溝口健二氏演出映画の
原作として書いたものを、短篇小説として書き改めたものであります。....
「自来也の話」より 著者:岡本綺堂
されたことも又争われない事実であろう。その上演は嘉永五年、河原崎座の七月興行で、
原作の初編から十編までを脚色して、外題はやはり「児雷也豪傑|譚話」――主なる役割....