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原則
「原則〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原則の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
質的な、外面的な立場からのみ考察されてはいなかったろうか。即ち生物学の自己保存の
原則を極めて安価に査定して、それを愛己の本能と結び付けたものではなかったろうか。....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
県にあった如く、昭和維新の政治的眼目は東亜連盟の結成にある。満州事変によってその
原則は発見され、今日ようやく国家の方針となろうとしています。 東亜連盟の結成を....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
は超階級の政治の重大意義を、如何に高く評價しても尚足りぬであろう。 ロ、經濟の
原則 超階級の政治の行わるべき時代には、經濟を單純に、資本主義とか社會主義とか....
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
非常に低度の演技、つまり群衆の動きや背景的演技などを対象とする場合は必ずしも右の
原則によらない。 (ただし群衆撮影の場合あまりカメラマン任せにすると、カメラマン....
「ある男の堕落」より 著者:伊藤野枝
しく私にいい返しました。 「余計な指図? お前さん達は、現に尾行をしながら尾行の
原則を知らないのかい。尾行の方法を知らないのかい?」 「余計はことをいわなくても....
「成長が生んだ私の恋愛破綻」より 著者:伊藤野枝
の準備をするために働いていました。 私達はいつでも、嫌になったら離婚をする事を
原則としてくらしていました。けれども、それは周囲のいろんな係累に妨げられて、容易....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
たままで、幽界生活に突入するほど危険なことはない。天寿を全うすることは、大自然の
原則である。玉の緒は、決して人力を以て断ち切ってはならないのである。故に死刑ほど....
「映画と音楽」より 著者:伊丹万作
必要であるか否かということさえまだ研究されてはいないのである。 音楽ははたして
原則的に映画に必要なものであるだろうか。 だれかそれについて考えた人があつたか....
「著作権の問題」より 著者:伊丹万作
は一切省略しておく。 ただ、参考のため、私の意見の根底となつている、最も重要な
原則だけをかいつまんで申し述べるならば、私は自分の不動の信念として、人間の文化活....
「妖怪学」より 著者:井上円了
づきて説明を与うるものなり。すなわち、物理学、化学、天文、地質、生理、心理の原理
原則にその原因を帰するをいう。 以上の三時代、これを概言すれば左の三条となるべ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
ものなり。近世の学術の新理一歩進むごとに、ヤソ教はその旧来の解釈を変じて、学術の
原則に付会せんことをつとむるにあらずや。もし、果たして欧米諸国の駸々として文明に....
「西航日録」より 著者:井上円了
貧弱となるは、渡世の常則にして、動かすべからざるものなり。ゆえに、わが邦人はこの
原則を守りて、アイルランド人はいうに及ばず、英人の右に出ずることを望まざるべから....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
外交の重大問題であります。これがためには、日本は絶対に戦争に介入しないという一大
原則のもとに、自由アジアの解放と、自由アジアと西欧を結ぶ平和のかけ橋となることを....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
つは、いろんなことを決めるときに、多数決で決めるといっても、これはデモクラシーの
原則だから当然だが、政党は同志の集団なのだから、そこには話合いも、妥協もあってい....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
た。一般軍事界はもちろんである。 一七七一年出版せられたフェッシュの『用兵術の
原則および原理』には「将官たる者は決して強制せられて会戦を行なうようなことがあっ....