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「原子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙女囚第一号」より 著者:海野十三
ことさ。鉄にしろアルミニュームにしろ、これをだんだん小さくしてゆくと分子になり、原子になりそれをさらに小さくわってゆくと電子とプロトンとになる。ところがプロトン....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の次にデモクリトス(Demokrit)が現われた。彼は後日我々の承継するに至った原子観念の始祖である。アナキサゴラスの生後約四〇年にトラキア(Thrakien)....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
れた新型爆弾に関する米大統領トルーマンの演説が出ている。それによると右の爆弾は「原子爆弾」だという事である。 あの破壊力と、あの熱線輻射とから推察して、私は多....
怪星ガン」より 著者:海野十三
くらべると、搭乗人員ははんぶんであるが、そのかわりこの救援ロケット艇は、最新型の原子エンジンを使っているので、ひじょうなスピードをだすし、またその航続距離にいた....
海底都市」より 著者:海野十三
少年はおかしさをこらえきれないという顔つきでいった。 「まさかお客さんは日本人が原子力を使うことを知らないとおっしゃるのじゃないでしょうね」 「原子力? ああそ....
金属人間」より 著者:海野十三
》の青年学徒が、みごとに手玉にとっているのであるから、なんといってよいか、じつに原子力行使《げんしりょくこうし》につぐ劃期的な文明開拓だといわなければならない。....
火星探険」より 著者:海野十三
但し、普通のロケットとはちがい、時速十万キロメートルぐらいは楽に出せるすばらしい原子エネルギー・エンジンによるロケットだそうである。 しかもその塔は、ロケット....
共軛回転弾」より 著者:海野十三
るのだ。そして互いに相手を励磁して回転を促進し、永久に停まらない。この硬い球は、原子核の頗る大きいものだと思えばよろしい、わしが五年かかって特製したものだ。硬い....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
と探険に出かけるようになった。探険がかんたんにできるようになったわけは、もちろん原子力エンジンが完成したせいである。 原子力エンジンは、小型のものでも、何億馬....
火星兵団」より 著者:海野十三
の大空飛行艇は、飛行機ともちがうし、ロケットともちがう。わしが、苦心をして作った原子弾エンジンをつかっている世界無比――いや、ことによると、外の遊星にも、あまり....
世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
、遂には離れ離れになる。そうして又、その暗黒が更に分子の奥底へ沁み込むと、今度は原子が分離して行く。なんとなれば、この宇宙を取り巻いているところの偉大なる空間は....
科学が臍を曲げた話」より 著者:海野十三
成功して、遂に人類の憧れていた一種の錬金術を見出したわけです。その方法は、水銀の原子の中核を、|α粒子という手榴弾で叩き壊すと、その原子核の一部が欠けて、俄然金....
政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
もありはしないのである。たとえば、アメリカ人にとつてきわめて現実的な課題であつた原子爆弾の製造は、日本人にとつては一つの幻想にすぎなかつたではないか。しかし、こ....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
がある。いかなるものもそれが物質的のものならば必ず元素から成り立っている。元素は原子から成り立っており、原子は電子から成り立っている。物質的のものは複雑な現象を....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
争はまるで夢のようであるが、既に驚くべき科学の発明が芽を出しつつあるではないか。原子核破壊による驚異すべきエネルギーの発生が、巧みに人間により活用せらるるように....