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原子物理学
「原子物理学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原子物理学の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日常身辺の物理的諸問題」より 著者:寺田寅彦
うと、これも見方によっては実に貧弱な知識しかもっていない。いわゆる古典的統計法が
原子物理学の大海に難破して、これに代わる新しい統計が発明されても、それとこれとの....
「科学論」より 著者:戸坂潤
る今日の段階の、云わば偶然的な(偶然論者に云わせれば)安定状態にすぎない。今日の
原子物理学は、要するに元素の歴史的研究の基礎を築くものだと云っても、云い過ぎでは....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
論であった。デモクリトス的唯物論――原子論――が今日の実証科学に於ける原子論――
原子物理学や量子論――の原型に当るということは必ずしも偶然ではない。 観想的世....
「技術へ行く問題」より 著者:戸坂潤
して、では天文学(星学)は何を造るのが目標か、と云われるかも知れない。併し今日の
原子物理学が星学的研究を離れては十分の意義を発揮出来ないことを考えて見るといい。....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
いるという話だから」 「とにかく偉大な発明だねえ、この原子爆弾は――」 かねて
原子物理学に興味をもち、その一部面の研究に従っていた私たち数名の教室員が、今ここ....
「語呂の論理」より 著者:中谷宇吉郎
。 独逸《ドイツ》では、この頃ユダヤ人を排撃するために、アインシュタインとか、
原子物理学の方面の俊秀な学者たちとかを追放して、『独逸物理学』という専門雑誌まで....
「原子爆弾雑話」より 著者:中谷宇吉郎
りけん》の仁科《にしな》博士の下や、阪大《はんだい》の菊池《きくち》教授の所で、
原子物理学関係の実験が開始されていたので、そういう方面からも進言があったことであ....
「「茶碗の湯」のことなど」より 著者:中谷宇吉郎
ることになったのである。「ウィルソン霧函」が、現在世界の物理学の主流となっている
原子物理学の領域で果《はた》している任務の重さが十分理解されるであろう。この霧函....