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原爆症
「原爆症〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原爆症の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「永遠のみどり」より 著者:原民喜
あるのだろうか。……だが、妹は義兄の例を不安げに話しだした。その義兄はあの当時、
原爆症で毛髪まで無くなっていたが、すぐ元気になり、その後長らく異状なかったのに、....
「原爆詩集」より 著者:峠三吉
た町の自宅から、市の中心部に向って外出する直前原爆を受け、硝子の破片創と数ヵ月の
原爆症だけで生き残ったのであるが、その時広島市の中心より約二千米半径以内にいた者....
「ヒロシマの声」より 著者:豊島与志雄
れがみな原位置のまま感光していた。 この放射線は、生きのびた人々をも多数、所謂
原爆症で殺した。無傷な人々までが不思議な死に方をした。嘔気、頭痛、下痢、発熱……....