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「原生動物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原生動物の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ころに在る、一切の動物心理の核心を切開いてみると、黴菌、その他の微生物と共通した原生動物の心理があらわれて来る。それは無意味に生きて、無意味に動きまわっていると....
ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
過ぎない。動物がかあいそうならいつの間にか植物もかあいそうになる筈だ。動物の中の原生動物と植物の中の細菌《さいきん》類とは殆《ほと》んど相密接せるものである。又....
辞典」より 著者:戸坂潤
なる有機物ではない。)有機体と無機物とを区別するものは生命現象のある無しである。原生動物を無機物から人工的に造り出すことは現在すでに不可能ではないが、之は一種の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いものだ。今から三十年前、武州多摩川の上流から颯爽《さっそう》と現われた、これが原生動物と覚しき存在は、こんな無恥低劣な姿ではなかったはず。 何の因果か、この....
マーカス・ショーとレビュー式教育」より 著者:寺田寅彦
あるが、稲の生長を助けるアゾトバクテルという黴菌がある。また同じような作用をする原生動物がある。ところが最近の日本の学者の研究によると、この二つのものを別々でな....