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原級
「原級〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原級の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜別」より 著者:太宰治
、自分ばかりでなく、他の生徒もみな楽しそうに聴講している。前学年に及第できなくて
原級に留った所謂|古狸の連中の話に拠れば、藤野先生は服装に無頓着で、ネクタイをす....
「白い壁」より 著者:本庄陸男
におどおどしていた。数え年の十三歳(生活年齢は十二年と五カ月)で尋常四年生の彼は
原級|留置《とめおき》を二度も喰った落第坊主だった。けれども父親にしてみれば、何....
「澪標」より 著者:外村繁
家業を廃した。父は父の祖母に育てられたが、ひどく腕白者であったらしく、小学校でも
原級に留められたこともあったという。が、とにかく小学校を終ると、直ぐ新村孝兵衛家....