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「原著者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原著者の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新生」より 著者:島崎藤村
「此書因種々事故、遷延甚久。如今以這篇年譜為最後工作。在此※望此書之快成、併敬祝原著者健康。」としてあったのも忘れがたい。 この『寝覚』第一部の終の方には作中....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ある。 古事記や道徳教やの引用もわざとドイツ語をなるべく直訳した。そうした方が原著者の頭に映じたそれらの古典の面影を伝えるからである。訳しているうちに、時々『....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
る風雪の日こゝで生別の死別をした若者を忘るゝことが出来ぬ。 其は小説|寄生木の原著者篠原良平の小笠原善平である。明治四十一年の三月十日は、奉天決勝の三週年。彼....
読書法」より 著者:戸坂潤
ysterious Universe)の直訳にして出したものである。一九三〇年に原著者がケンブリッジ大学のレード講演に基いて書かれたもので、論文というよりも正に....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
結局に於て勉強家でもあるということになる。ただ多少文章上の気取り屋であるために、原著者の名前を省略したり何かするのである。 独創家でないからと云って、併し思想....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
貫目を引きつつ、膝のめりやすを溢出させて、 「まるで、こりゃ値になりませんぞ。」原著者は驚いたろう。 「しかし買うとして、いくらですか。」 ――途方もない値を....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
の原作である。 ここに編入されたものは、外国の怪談十六種、支那の怪談一種、その原著者はいずれも古今著名の人びとのみで、いちいちあらためて紹介するまでもあるまい....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
権が統一的に処理されることになりました。今までのようにめいめいが勝手にその権利を原著者から貰うということではなくなるらしいことよ。 筑摩の本は決心して、やはり....
生前身後の事」より 著者:中里介山
は一応見せて貰わなければならない、そうして如何なる名家名手がやってくれるにしろ、原著者の作意精神に添わぬ時は御免を蒙《こうむ》るより外はない、菊池君とはその時が....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
ない。第八二節がこの部分である。 二 原著の叙述は、ほとんど全部条件法を用い、原著者がその主張にいかに謙譲であったかをよく示している。だが訳文には、必要な場合....
褐色の求道」より 著者:岡本かの子
ダールタという本を思い起した。私はこの本を倫敦にいたとき英訳で読んだのだが、その原著者は確かに独逸人である。この本の主人公シッダールタは、釈尊のコースを直線とす....
山道」より 著者:中里介山
なのですか」 馬上の旅人に向ってこの質問を提出すると旅人は迷惑そうに、 「私は原著者ではありませんから誰がどう入り組んでいるか知りません。ただ、Tsukue ....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
く欧米各国において浮世絵及び日本美術に関する出版物の夥多《かた》なる余は本論文の原著者がその巻末に挙げたる書目につき諸雑誌掲載の論文を除き単行本として公《おおや....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
開されたりした問題がこれらの原注の中にいわば音楽の主題のように散在している。 ○原著者がドイツ文から仏訳して引用した文章は、原書のドイツ語訳の中に用いられている....