原話[語句情報] » 原話

「原話〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原話の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
また柳田君の『山島民譚集』に蒐《あつ》めた、河童《かっぱ》が接骨方を伝えた諸説の原話らしい、『幽明録』の河伯女《かはくのむすめ》が夫とせし人に薬方三巻を授けた話....
「怪譚小説の話」より 著者:田中貢太郎
またその叢書の中の『幽怪録』には、岩見重太郎の緋狒退治というような人身御供の原話になっているものがある。それは唐の郭元振が、夜、旅をしていると、燈火の華やか....
「蛇性の婬　」より 著者:田中貢太郎
ある。支那の杭州にある西湖の伝説を集めた『西湖佳話』の中にある『雷峰怪蹟』がその原話である。雷峰とは西湖の湖畔にある塔の名で、呉越王妃黄氏の建立したものであるが....
「雁」より 著者:田中貢太郎
し由」などと云っているが、どうやら此の話は日本種でないような気がするが、ちょっと原話が思い出せないから、其の考証は後日に譲って伊勢の話として云ってみよう。 伊....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
得ていながらハッキリ「支那の小説」云々とそれを匂わせることによってかえって、その原話とは別な真実感を漂わすなど、作家としてもよほどの苦労人といわねばなるまい。 ....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
の「幽霊塔」、綺堂の「木曾の旅人」（この間、六代目と花柳章太郎君が演った「影」の原話である）を自在に使駆して文芸講談のジャンルを開拓した同翁は、やはり世の中には....
「牡丹灯籠　牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
で柩をあけてもらうと、喬生は女の髑髏と抱きあって死んでいた。 これが牡丹燈籠の原話の梗概であるが、この原話は寛文六年になって、浅井了意のお伽婢子の中へ飜案せら....
「随筆　新平家」より 著者:吉川英治
、馬の能力などを考えると、少々、お伽ばなしめいてくる。そんな詮索などはしないで、原話のままの方が、勇ましいことは勇ましいにちがいないが、この小説は、平語のように....