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厨夫
「厨夫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
厨夫の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
だ、つまらないといったような顔をして、一座の面めんはみなシガーを取り寄せると、司
厨夫のスタッブスがどこからとなしに現われて、アルコールなしのシャンパンの壜を持っ....
「春心」より 著者:田中貢太郎
煙のような靄が和んでいて、生暖かな物悩ましい日であった。左側の川崎屋の入口には、
厨夫らしい壮い男と酌婦らしい島田の女が立って笑いあっていたが、
厨夫らしい壮い男は....
「作男・ゴーの名誉」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
はないという。ある朝市長と牧師が城に呼ばれた。そこで両人の者はその作男兼馬丁兼|
厨夫がたくさんの兼職の中へ今一つ葬儀屋の職を加えて、やんごとない主人を棺の中に釘....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
せていた。肉を焼く美味《おい》しそうな油の匂いがしていた。
「私はね、外国航路の
厨夫《ちゅうふ》だったんですが、一度東京の震災を見たいと思いましてね、一と船休ん....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
て顔をふせていた。 ジュンジュン肉を焼く油の匂いがする。 「私はね、外国航路の
厨夫なんですが、一度東京の震災も見度いと思いましてね、一と船休んで、こっちに連れ....