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「厭忌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

厭忌の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
あるいは改革に反対する守旧の思想に出でたるあらん、開港貿易を説く者あるいは戦争を厭忌する偸安の思想に出でたるあらん。吾輩はこの点において古今政界の常態を知る、そ....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
く、腹立たしくならないではいられない。他人に対するある反感と、人生に対する一種の厭忌の情を抱かないではいられない。そしてその深い深い傷と悲しみとを他人に訴える気....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
んと欲すればなり。しかるに現今我が国の状態たるや、人民皆不同等なる、専制の政体を厭忌《えんき》し、公平無私なる、立憲の政体を希望し、新紙上に掲載し、あるいは演説....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
び茶ものまざるをよしとす。飲用は牛乳と湯水を限る。ただし強制するにあらず。戦争を厭忌し、平和を主張す。自衛のために他国と戦うは、今日の勢い万やむをえずとするも、....