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「参仕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

参仕の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
白ばくれながら訪ないました。 「槍術指南の表看板只今通りすがりに御見かけ申して推参仕った。夜中御大儀ながら是非にも釜淵先生に一手御立会い所望でござる。御取次ぎ下....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
これを読む奴と、書いた奴のドチラが馬鹿か、気違いか、真剣の勝負を決すべく、一筆見参仕るもの……吾と思わむ常識屋は、眉に唾して出で会い候え候え……。 ……と書き....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
島へ罷《まか》り越して、観爛道場に推参して、狩野永徳《かのうえいとく》大先生に見参仕る目的でござる」 「ははあ、左様でござるか――昨今、仙台御城下には、少々物騒....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
を御持参と存じましたけれども、慎重の上にも慎重と存じまして、お見本だけ、これへ持参仕りました」 「では、これへ出して見せ給え」 「はい――」 また後ろを顧みて....
南国太平記」より 著者:直木三十五
けに、大の字に、手足を延した。四人が、一人ずつ手と足を押えつけた。 「釘を、持参仕りました」 「親指を責めてみい――池上、ちいっと、痛むぞ」 一人が、押えて....
「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」より 著者:癋見鈍太郎
それなる御方に物申す。お見受け申す処、しかるべき大将と存ずる。願わくは一合わせ見参仕りたい」 「イヤ、これはお言葉までもないこと。なれども、暫時お待ちあれ。手前....
特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
沓作りを職としたのを見れば、初めはやはり同じ仲間と解せられる。爾来これらの非人は参仕たえず教化をうけ、御葬送の時に御供をなし、その後も代々の法主の葬式には、必ず....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
様より之福山穢多頭より、京都にて皮田頭中え右出入の品委曲に申上度候と申、則書付持参仕候事 口上 一、今度私共国方に、皮田村とちやせん忝候已上。 正徳二辰年七月 ....