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参会
「参会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
参会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蘭学事始」より 著者:菊池寛
も、自分が懐中しているターヘルアナトミアのことを考えると、すぐ慰められた。今日の
参会にこの珍書を持っている者は自分一人だと思うと、良沢に対するそうした寂しさもす....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
とうとう赤耀館の悪魔の手に懸ってしまったのです。 麻雀競技会は勿論中止となり、
参会者はこの不吉な会場からそれぞれ引上げようとした時、ドヤドヤと一隊の警官や刑事....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
霏々、このゆうべに一会なかるべけんやと存じ候。万障を排して、本日午後五時頃より御
参会くだされ度、ほかにも五、六名の同席者あるべくと存じ候。但し例の俳句会には無之....
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
り、冥加有て信長を刺し有るとも敵陣を遁れ帰らんことは難かるべし。然らば今宵限りの
参会なり、又此世の名残りなりと酒宴してけるを、諸士は偏へに老武者が壮士を励ます為....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
又政宗も朝命を笠に被《き》て秀吉が命令ずくに、自分とは別に恨も何も無い北条攻めに
参会せよというのには面白い感情を持とう筈は無かった。そこで北条が十二分に上方勢と....
「火薬船」より 著者:海野十三
いたことがないか。なんのためのひめたる団体葬儀であろうか。仏の数が五十人あまり、
参会者もまた同数の五十人あまりだという。一体だれの葬儀なのであろうか」 岸少尉....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
いう通知を受取ったので、あいにくに朝から降りしきる雨のなかを小石川へ出てゆくと、
参会者はなかなかの多数で、いつもの顔触れ以外に、男おんなをまぜて新しい顔の人びと....
「梟雄」より 著者:坂口安吾
の同意を得た。すでに四月だ。 信長は自ら斯波氏を送って三河へ行き吉良氏と斯波氏
参会、式礼をあげて、ヨシミをとげて、尾張へ戻る。つづいて、斯波氏を尾張の国守と布....
「犬神娘」より 著者:国枝史郎
侠にして拙僧の野村望東尼殿じゃ。……和歌の会|催そうそのために、望東尼殿も拙者も
参会したものを、月照上人召し捕るなどと申して、この狼藉は何事じゃ」 内外森然と....
「大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
、島津義久、山内容堂、西郷隆盛、大久保利通、後藤象二郎、福岡孝悌、これらの人々が
参会した。十二月八日のことであった。その結果諸般の改革を見、翌九日、天皇|親臨、....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
亭主たる文士が生きていて盛業中に死んだ女房は、恐らく亭主たる文士の死よりも盛大な
参会者弔問客にみたされ、キモの小さい人間どもをちぢみあがらせるぐらい大葬儀の栄を....
「髪」より 著者:織田作之助
で、点呼場へ着いたのは、午前七時にまだ三十分間があった。ところが驚いたことには、
参会者はすでに整列をすましていて、何のことはない私は遅刻して来た者のようであった....
「小山内薫先生劇場葬公文」より 著者:久保栄
学」「子分の会」「劇と評論」の代表者は、交互棺側に侍して弔問客に応接した。当日の
参会者は、千二百人をくだらなかった。松竹キネマの撮影技師は、告別式の状況をカメラ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
のある人らしいから、そんな関係で桜痴居士が推薦したか、あるいは本人自身から進んで
参会を希望したのであろうと察していた。 「向井将監」は歌舞伎座三月興行の中幕に上....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
て、会場である中央公会堂に行った。しかるに、何ぞ計らん、開会の午前九時というのに
参会者はタッタ二人であった。 しかもその二人の服装が実に異様なのに驚いてしまっ....