参加[語句情報] » 参加

「参加〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

参加の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
てみても、葉子の胸をひやっとさせる事ばかりだった。倉地が日清《にっしん》戦争にも参加した事務長で、海軍の人たちにも航海業者にも割合に広い交際がある所から、材料の....
片信」より 著者:有島武郎
しては中流階級の自分、知識階級の自分としては、労働階級の立場に立って、その運動に参加するわけにはいかない。そこで彼らは、別に自分の中流階級的立場から、自分のでき....
追憶」より 著者:芥川竜之介
僕らの中学は秋になると、発火演習を行なったばかりか、東京のある聯隊の機動演習にも参加したものである。体操の教官――ある陸軍大尉はいつも僕らには厳然としていた。が....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
のことから推測して考えましょう。まず兵数を見ますと今日では男という男は全部戦争に参加するのでありますが、この次の戦争では男ばかりではなく女も、更に徹底すれば老若....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
けた。 早速捜索隊が派遣されるものと思いこんでいた長谷部大尉は、それにぜひとも参加をさせてくれるようにと、艦長のところへ願い出でた。 艦長は、眉をぴくりと動....
読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
を遺憾なく果たさしめることを期する。芸術を愛し知識を求むる士の自ら進んでこの挙に参加し、希望と忠言とを寄せられることは吾人の熱望するところである。その性質上経済....
余裕のことなど」より 著者:伊丹万作
えるようになりたい。そして笑つて死にたいと思う。 私は眉間に皺を寄せる競技には参加したくない。必要な時に十分なる緊張を持ち得るものでなくては、そして内面におけ....
戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
名まえを使うことが何かの役に立てば、それは使つてもいいが、ただしこの場合は小生の参加は形式的のものにすぎない。」 つまり、小生と集団との関係というのは、以上の....
中支遊記」より 著者:上村松園
皇軍の尊い血の匂いのまだ残っている新戦場としての光華門では、当時此処の戦闘に参加した将校さんの説明を聞いた。四辺は既に片づけられ、此処に散華した勇士達の粗末....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
薫化して、先進市川及び古川と聯んで露語の三川と仰がれるまで悦服された。日露戦争に参加して抜群の功績を挙げた露語通訳官の多くは二葉亭の薫陶を受けたものであった。 ....
四十年前」より 著者:内田魯庵
運動よりも一層大仕掛けであって、有力なる縉紳貴女を初め道学先生や教育家までが尽く参加した。当時の大官貴紳は今の政友会や憲政会の大臣よりも遥に芸術的理解に富んでい....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
体、各経済・文化・民主団体などを結集して財界、保守党の良心分子にいたるまで運動に参加せしめる、とくにわが党が協力している中日国交回復国民会議を強化し、これを通じ....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
とができるという立場からだと思うが、軍部のお声がかりで学校当局並びに学生の一部が参加して軍事研究団なるものをつくって、講堂で発会式を挙げた。そのころ早大内部の学....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
も和田巌が早くから友愛会に関係していたし、三宅、平野、稲村、私らは日本農民組合に参加していた。それで学窓を離れるや仲間はタモトを連ねて農民運動にとびこんだ。日農....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
決戦戦争なり。 ※ 吾人は体以上のものを理解する能わず。 ※ 全国民は直接戦争に参加し、且つ戦闘員は個人を単位とす。即ち各人の能力を最大限に発揚し、しかも全国民....